現金払いのメリットとデメリット
記事作成日:2017年7月6日
最終更新日:2019年4月25日
現金払いのメリットとデメリットについてです。現金払いは、実際に現金を持っている範囲でしか買い物ができないため使い過ぎを防ぐことができるというメリットがあります。一方で、一方で、現金払いはクレジットカードのようなポイント還元がないためクレジットカード払いの方が得なことが多いということがデメリットです。
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現金払いのメリット
現金払いのメリットはお金を使い過ぎるのを予防する効果があるということや、購入時点で支払いが完了するため家計簿や支払い管理が複雑にならないということです。
現金がある範囲内でしか買い物できないため使い過ぎない
現金払いの場合には現金の範囲内でしか買い物ができません。お金がない場合にはどれだけ欲しいものであっても買うことはできません。そのため、買い物のし過ぎ、お金の使い過ぎを防ぎやすくなります。
また、現金だけで支払いをしていれば、あとどのくらいお金が残っているかということを意識して買い物することになり、どれだけ使っていいか、使ってはいけないかをイメージしやすいということもあります。
家計簿が複雑にならない
現金払いの場合には、買い物をした時点で現金を支払います。クレジットカードのように買い物をした時点とお金を支払う時点がずれないため、家計簿をつける時も複雑にならずシンプルになります。買い物(支出)とお金の流れが一致するのでクレジットカード払いの場合と比べて分かりやすいのです。
支払いの管理が必要ない
クレジットカードを利用すると後払いになるため利用した金額を把握して、振替をする口座に入金しておく必要があります。人によってはちゃんと引き落とし日に残高が確保されているかを確認することが心理的なプレッシャーになることもありますが、現金払いであれば、支払いの管理は必要なく、余計なストレスを感じなくても済みます。
クレジットカードが使えない場合も支払いが可能
クレジットカードはお店によっては利用できない場合があります。しかし、現金(紙幣や硬貨)であれば、支払い手段として支払うことが可能です。クレジットカードが利用できるかどうかを気にする必要がないのです。クレジットカードが使えるだろうと思っていても使えなかった場合には、現金を用意しておく必要があります。
現金払いのデメリット
現金払いのデメリットはお金を持ち歩かなければいけないということですが、加えてクレジットカードのポイント還元のような割引が受けられないということも大きなデメリットになります。
現金が足りないと買い物ができない
現金払いの場合には、持っている現金の範囲内でしか買い物ができません。現金が足りない場合には買い物ができないのです。当たり前といえば当たり前ですが、お金を持っていると思ってレジで支払おうとしたところ財布の中身が空だったということもあります。買い物をする場合には、現金を持っているか確認する必要があります。
現金を持ち歩く必要がありATMの引き出しにも手間がかかる
現金払いの場合には、購入金額分の現金を持ち歩かないといけません。現金は一度使ったらATMなどから引き出しておく必要があります。現金払いが多い場合には、一度に多額のお金を引き出しておくか、複数回引き出しておくことになります。多額のお金を引き出すと盗難や紛失が心配になりますし、複数回引き出すとATMに行くのが手間になります。
ATMの手数料が発生する場合がある
現金払いの場合には、現金がなくなったらATMから引き出しておく必要があります。ATMを利用する場合には利用手数料が発生する場合があり、余計な手数料の負担をしなければいけない場合があります。ただし、一定の条件を満たせば利用手数料が無料になるような場合もあります。
クレジットカードのポイント還元などが受けられない
現金払いの場合はクレジットカードの場合と違ってポイントの還元などが基本的に受けられないため、クレジットカード払いよりも買い物で損をしてしまうことがあります。
お店によっては現金払いとクレジットカード払いのどちらでもお店独自のポイントが付き、現金払いの方がポイント還元率が高い場合もありますが、基本的にクレジットカードを利用した方が節約になります。
紛失・盗難の可能性がある
現金払いの場合には財布を落としてしまったり、どこかに忘れてしまったり、失くしてしまったり、盗まれてしまったりするとお金がなくなってしまいます。落としたり、忘れたり、失くしたりした場合には、善意の方が届けてくれて戻ってくる場合もありますが、盗まれた場合には戻ってきません。現金の紛失・盗難は通常補償されないため、財布の現金が失われてしまいます。
インターネットの支払いで手間・手数料がかかることがある
買い物をする時に対面ならば現金で支払うことができますが、インターネットの買い物では相手に現金を渡すということができないため、別の何か(決済サービス)を間に挟んで支払いを行う必要があります。クレジットカードを利用しないのであれば、口座振り込みやコンビニ払い、着払いなどを利用する必要があります。その場合は、手間がかかる場合や手数料がかかる場合があります。
まとめ
- 現金払いは、現金を持っている範囲でしかお金を使えないため、残っている金額が分かりやすいですし、使い過ぎも防ぐことができます。
- 一方で、現金払いは基本的にクレジットカードのようにポイント還元があるわけではないので、クレジットカード払いよりも損をしてしまうことがあります。