電気代の節約(17)アイロンの電気代と節電
記事作成日:2015年5月4日
最終更新日:2015年11月7日
アイロンの電気代と節電がテーマです。アイロンは使う時間が短いため電気代に占める割合は大きくはありませんが、消費電力が大きいため長時間使う場合は電気代を押し上げることがあるので注意が必要です。
アイロンの節電はなるべく使う時間を短くすることが大切でアイロンを使うときに心がけることが中心ですが、洗濯の脱水や干し方で気を付けることもあります。
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アイロンの消費電力と電気代
アイロンは使う時間が短いため電気代に占める割合は大きくはありませんが、消費電力が大きいため長時間使う場合は電気代を押し上げることがあるので注意が必要です。
アイロンの消費電力は最近のモデルでは600Wから1400Wのものが主流となっています。本体価格が安いものは600W~1000W程度のものが多く、本体価格が高いものは1400Wのものが多いようです。
電気料金は従量料金部分は、消費電力(kW)×時間(h)×単価で求められますが、1kWhあたりの単価を高めに30円と見積もると、1400Wで計算すると1400W=1.4kWなので1分当たりでは1.4(kW)×1/60(h)×30(円/kWh)=0.7(円)となります。1日10分使うと考えると、10分での電気代は7円となります。1か月を30日とすると1か月では210円となります。仮に1000Wのアイロンでは1分で0.5円、1日で5円、1か月で150円となります。
ただし、実際にはずっと消費電力が最大の状態で使うわけではない場合もあるため、強さを切り替えれば電気代はもっと下がります。
アイロンの節電方法
アイロンの節電はなるべく使用時間を短くすることが大切です。また、消費電力が弱くていい場合は弱くすることが大切です。アイロンの電気代は通常それほど高くならないため節電の効果としては大きくはありませんが、アイロンを効率的に使う習慣を身につけることで少しでも無駄な電気を使わないようにしましょう。ここではアイロンをかける時の節電方法を中心に説明しています。
アイロンがけはまとめて
節約度:★
アイロンはスイッチを入れると温まって使えるようになるまで電気をたくさん使います。アイロンがけをするものは一度にまとめてやってしまった方が節電になります。なるべくまとめてアイロンがけをしましょう。
アルミコートのアイロン台を使う
節約度:★
アイロン台の選び方でも節電ができます。アルミコートのアイロン台は熱を効率よく伝えることができるため、アイロンから出た熱がアイロン台からも伝わり、上下から挟み込むように加熱されるため、アイロンの温度が低めでも高い効果が得られます。アイロン台はアルミコーティングされたものを選びましょう。
小物は余熱を利用する
節約度:★
ハンカチなどの小物はアイロンを使い終わった後の余熱でアイロンがけをすると節電になります。
アイロンをかける順番を工夫する
節約度:★
アイロンの温度は通常低いや高いを選ぶことができるようになっているはずです。最初に高温のものをアイロン掛けすると温度が上がるまで待っていることになり消費電力がもったいなくなってしまいます。低温から高温に徐々に温度を上げると電気の消費を抑えることができます。最初は低温で使いしわが取れやすいナイロン製の衣類からアイロンをかけます。そして高温にして木綿などの衣類をアイロン掛けしましょう。
湿らせてアイロンをかける
節約度:★
アイロンをする時に霧吹きを使うとしわがよく取れます。素早くアイロンをかけることができれば節電にもつながります。また、乾ききっていない時にアイロンをかけても、水分が残っているため同じ効果があります。
衣類で工夫する
アイロンをかける必要が少ない衣類を中心にすると節電につながります。
形状記憶のワイシャツなどを着る
節約度:★
アイロンをかけなくて済むことが一番の電気代の節約になります。ワイシャツは形状記憶のものがありますので、上手に使えばアイロンをかける回数を減らすことができるため節電につながります。
洗濯の時に気を付けること
洗濯をして干す時に気を付けるとアイロンをかけなくて済む場合があります。
洗濯で脱水をやり過ぎない
節約度:★
洗濯の時に脱水しすぎてしまうと、繊維の質によっては傷んでしまったり型崩れしたり、しわがついたりします。水分が多く残ってしまうのもいけませんが、脱水しすぎも衣類には良くないので洗濯機の設定を調整して脱水しすぎないようにしましょう。洗濯機の自動コースやおまかせコースなどでは多く脱水することがあるので、設定は自分で細かく入力しましょう。
しわにならないように干す
節約度:★
アイロンをなるべく使わなくていいように普段からしわが付かないように干すをすると節電になります。洗濯が終わったら、放っておかないで、すぐに干すようにして、手で軽くたたいたり伸ばしたりしながらしわにならないように干すとアイロンがけをしなくても済むようになります。