電気代の節約(8)エコキュート、電気温水器、ガス温水器の節電
記事作成日:2015年5月11日
最終更新日:2015年10月31日
エコキュート、電気温水器、ガス温水器など温水器の節電方法について説明しています。節電できることが限られている場合がありますが、設定を変更できる場合にはなるべく電気を使わないような設定にすることが重要です。コントロールリモコンが室内にある場合には、お湯を使わない時はリモコンの電源をオフにすることも節電につながります。
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エコキュート・電気温水器の節電方法
家庭の機器別の電気使用量では、電気温水器やエコキュートは上位になっています。ガスではなく、電気でお湯を沸かしている場合は、電気温水器やエコキュートの節電は切実な問題です。エコキュートや電気温水器の節電による電気代の節約方法について節約しています。お湯を作るために電気のエネルギーを使いますが、温めるお湯の量が多ければ多いほど、お湯の温度を高くしようとすればするほど、電気のエネルギーが多く必要となります。そのため、お湯を温める量を少なくするためにはどうすればいいかを考えると節電につながります。
また、エコキュートや電気温水器は夜間の電気料金が安くなる契約を利用して使うことが多いため、夜間だけお湯を沸かすように使うことが大切です。昼間にお湯を沸かさなくていいように気を付けることが節約ポイントです。
エコキュートと電気温水器の違い
お湯を温める方法が違います。エコキュートはヒートポンプで空気中の熱を利用してお湯を作ります。一方、電気温水器は内部のヒーターでお湯を作ります。ヒートポンプを利用するエコキュートの方が効率よくお湯を沸かすことができます。
沸き上げ温度・湯量を調整する
節約度:★★
暖めるお湯の量と温度を控えることで節電になります。まず、温度調節をすることで節電する方法です。通常沸き上げ温度は「高い」や「低い」、「自動」などが選べるようになっていると思います。沸き上げ温度を「低い」に設定するとその分お湯を温めるために必要なエネルギーが減るため節電につながります。寒い地域では夏や使用量が少ない時は「低い」、冬や使用量が多い時は「高い」といったように使い分けるか、過去の利用状況に応じて自動で調整する「自動」や「おまかせ」が節電につながります。
沸き上げ湯量を調整する場合も同じで、沸き上げ湯量が多いとその分エネルギーを使ってしまいますので、湯量を調整して少なくすれば節電につながります。
節水する
節約度:★★
次にお湯の使用量を減らす方法です。エコキュートや電気温水器ではお湯の使い過ぎに気を付けると節電につながります。必要なお湯の量が少しで済めば、その分お湯を作るために必要な電気の量も減るので節電につながります。
時間の設定を確認する
節約度:★★
意外にに盲点となるのがエコキュートや電気温水器の時刻設定です。時計の時刻って結構ずれることがありますよね。現在時刻の設定は正確になっていますか?時刻設定がずれていると割安でない時間帯に稼働してしまって割高な電気料金を支払うことになる可能性があります。細かいですが、時間の設定はこまめにチェックしましょう。
沸き増し設定をやめる
節約度:★★
夜間割引料金が適用されていて、電気温水器でお湯が無くなってしまった場合に沸き増しする設定がされている場合、割高な時間帯にお湯を作ってしまうことになります。必要が無ければ沸き増し設定をオフにしてしまいましょう。
お湯切れを起こさない
節約度:★★
お湯切れを起こしてしまうと、割高な時間帯にお湯を作るため電気代が高くなる原因になります。沸き増し設定にしている場合は、お湯切れしないようにお湯の使い過ぎに気をつけましょう。要は節水ということですが、お湯を流しっぱなしにしない、お風呂は湯量を最低限にするなどによってお湯を使わないようにすれば、無駄な沸き増しはなくなります。
旅行の際は運転を停止
節約度:★
旅行など数日間家を離れる際は電気温水器の運転を数日間止める設定をすることができる機種があるので、設定ができる機種はお湯を使わない日はお湯を無駄に沸かさないようにすると電気代を節約することができます。在宅していないのに、毎日温水を沸かしている姿を想像すると電気がとてももったいないです。
表示を消灯の設定にする
節約度:★
表示の設定を変更出来て消灯に出来る場合は消灯に設定しておくと電力消費を少し抑えることができるため、節電になります。ただし、節電効果は大きくないためほんの気持ちといった程度でしょうか。
ガス温水器の節電方法
ガス温水器と言えば、ガスでお湯を沸かすので節電とは無縁のような気がしますが、実は節電でも重要なんです。というのも、家庭の待機電力消費量のナンバーワンがガス温水器だからなんです。ガス給湯のリモコンがポイントになります。
使わない時はリモコンを切る
節約度:★★
ガス温水器ではリモコンを切ると節電につながります。そのため、節電方法は使わない時はリモコンを切るということになります。お湯をたくさん使う冬はともかく、夏はお風呂くらいしかお湯を使わないということも多いはずなので、お風呂から出たら即リモコンで電源を切ってしまいましょう。
リモコンの電源を入れたままだと、意図しないうちにお湯を沸かしてしまうこともあるので、ガスの節約という意味でも使わない時はリモコンの電源を切りましょう。