1階の部屋のメリットとデメリット
記事作成日:2018年5月27日
マンションやアパートなどでの1階の部屋のメリットとデメリットについてです。1階の部屋のメリットは下に部屋がないために下の部屋への騒音を気にしなくてよいこと、エレベーターや階段を使わなくても非常時にすぐに外に出られることなどがあります。デメリットには、防犯面やプライバシー保護で不安がある、浸水の心配がある、眺望や日当たりが悪いなどがあります。
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1階の部屋のメリット
1階の部屋のメリットは下の部屋がないため配慮が必要ないこと、階段やエレベーターを使わなくても部屋に入ることができ、非常時の脱出が容易であることなどがあります。
下の階に配慮しなくていい
1階の部屋は一番下の部屋になるため、下の階に配慮する必要がありません。例えば、子どもがいるような場合でも子どもが走り回ったり、飛び跳ねたりして大きな音を立てても冷や冷やしなくて済むのです。
非常時に脱出しやすい
1階は建物から出れば地上であるため、非常時には脱出がしやすく、緊急時の避難という面では優れている部分があります。高層階の場合は脱出に時間がかかりますが、1階の場合はすぐに逃げ出せるのです。
部屋まで階段やエレベーターを使わなくてよい
1階の場合には部屋に入るため階段やエレベーターを使う必要がありません。そのため部屋に辿り着くまで時間がかかりませんし、荷物を出し入れする場合は容易に行うことができます。
転落事故が起きない
1階の部屋は窓などからの転落事故が起きないことがメリットです。小さな子どもがいる家では転落事故を気にしないで生活することができて安心です。
専用庭がある場合がある
1階の部屋は専用の庭が用意されている場合があります。子どもがいる場合やガーデニングをしたい場合、1階の部屋の方が望ましい場合があります。
1階の部屋のデメリット
1階の部屋は眺望や日当たりが悪い、プライバシーを守りづらい、防犯面で不安がある、騒音や排ガスの影響を受けやすい、虫が多いなどがデメリットになります。
眺望が悪い
1階の部屋は眺望・見晴らしが悪くなってしまいます。周辺の建物や壁などで視界が遮られてしまうため、閉塞感を感じてしまうことがあります。
プライバシーを保ちづらい
1階の部屋は周りから部屋が見えやすいためプライバシーを保ちづらくなっています。道路などから見えてしまう、周囲の建物から見えてしまうなどするため、プライバシーを守るために対策が必要となります。
日当たりが悪い
1階の部屋は周りの建物などとの位置関係や建物の向きなどにもよりますが、日当たりが悪くなってしまう傾向があります。日差しがあまり届かない場合、洗濯物などを干しても乾きづらいことがあります。
虫が多い
1階の部屋は地面に近いため、虫が多い傾向があります。周囲の庭などが手入れがあまりなされていない場合には、虫が大量に発生してしまうため、網戸などがあったとしても窓を開ける気分にならないことがあります。
浸水の可能性がある
標高や近くに川があるかどうか、地形的・地質的に水が溜まりやすいかなどにもよりますが、1階は台風やゲリラ豪雨などで大雨が降った時に心酔してしまう可能性があります。
地面からの湿気対策をしないとカビが発生することがある
構造などにもよりますが、1階の場合地面からの湿気が伝わってくることがあり、換気などの湿気対策をしっかりと行っておかないとカビが発生しやすくなることがあります。
道路などに面している場合洗濯物を干しづらい
1階の部屋は窓やベランダなどの洗濯物を干す場所が道路などに面している場合、洗濯物を干しづらい場合があります。泥棒が盗んでいってしまうことがあるためです。
上の階の生活音が気になる
平屋の場合を除いて、1階の部屋は下の階はありませんが、上の階があるため上の階の住人が出す生活や子どもに関する音が気になることがあります。
ベランダや庭に上階からの落下物がある
1階の部屋は庭やベランダの部分に上の階からの落下物が落ちてくることがあります。一番多いものは洗濯物ですが、捨ててしまう訳にはいかないため、毎回落下物に対応しなければならず、面倒です。また、危ない落下物もあります。
断熱がしっかりしていないと冬に冷えやすい
1階の部屋は断熱がしっかりしていないと地面から冷気が伝わってくるため、冬にとても寒くなってしまうことがあります。そのため暖房などの費用が余計にかかることがあります。
周囲の騒音や排ガスの影響を受けやすい
1階の部屋は周囲の騒音や排ガスの影響を受けやすくなっています。近くに道路がある場合には、自動車が行き来する音や排ガスなどの影響を強く受けてしまうことがあります。
防犯面で不安がある
1階の部屋は2階以上の部屋と比べると侵入が容易である場合が多いため、防犯面では不安が残ります。1階の部屋の場合には防犯対策がしっかりしている、防犯対策が立てやすい部屋を選ぶ必要があります。
価格は2階より高い場合が多い
1階の部屋はデメリットも多いため、高層階と比べると価格(販売価格や賃料)は安いことが多いですが、同種の2階や3階の部屋と比較すると価格が高いことがあります。庭があることや出入りがしやすいことから高めの価格となることがあるのです。1階が一番安いとは限らないのです。
まとめ
- 1階の部屋は、下の部屋がなく配慮が必要ないこと、階段やエレベーターを使わなくても部屋に入れること、非常時に脱出しやすいことなどがメリットです。
- 1階の部屋は、プライバシーが確保しづらい、日当たりや眺望が悪い、防犯面で不安がある、騒音や排ガスの影響を受けやすいなどがデメリットです。