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住宅を購入する場合は何件の物件を内覧すればいいか

記事作成日:2016年6月13日

新築・中古やマンション・戸建てを問わず住宅を購入する場合は何件の物件を見学・内覧すればよいかについてです。インターネット上で情報収集ができるため、事前に絞り込んで1件だけ見て決めるという人もいますが、実際に物件を見てみないと分からないこと、気づかないこともあるので、できるだけ多くの物件を見た方が後悔のない判断ができるようになります。

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多くの情報がインターネットで得られる

昔は不動産屋では紙面上での情報しか得られなかったため内覧をしないと実際のイメージがあまり掴めませんでしたが、近年では中古住宅の売買でもインターネットで間取りだけでなく、内部や外観も含めて数多くの写真が掲載されるようになりイメージがつかみやすくなりました。

インターネットを通じて物件の情報が豊富に得られるようになり、物件同士の比較もしやすくなったことから、実際に見学や内覧をしなくても物件を買うか買わないかの意思決定をしやすくなりました。

最低でも3件は見学・内覧をしたい

住宅購入はほとんどの人にとって人生の中でかなり大きな買い物になります。インターネットなどで情報を絞り込むことができるため、1件見て決めてしまうということもあるようですが、物件を実際に何件か見て比較して決めてからでも遅くありません。インターネットを通じて得られる情報が増えたとはいえ、実際に見ないと分からないことはまだあります。

典型的なものが室内の圧迫感です。居室が広いと感じるかどうかは壁や窓の配置、採光状況、壁面やドア、床などの色使い、天井高、梁の有無によって左右されますが、図面や断片的な写真から想像するのは難しく、何件か見て初めて違いに気づくことがあります。

新築でも中古でも最低3件見た方がいいというのは同じで、新築の場合はモデルルームしか見られないかもしれませんがそれでも複数のモデルルームを比較する意味はあります。中古の場合は使用状況も物件によって大きく違うので、売買代金やリフォーム代金を検討する上で複数の物件を比較することはとても重要です。

見学・内覧は条件をずらして

出来る限り少ない見学・内覧件数で決めようとする場合には、比較対象の特徴が異なったものを選ぶことが重要です。似たような物件ばかり見ていると、違いを感じないからです。

築年数、施工会社、階数、周辺環境、広さなど物件の条件を変えてみて物件を見学・内覧することが重要です。見学・内覧では物件を選別する上でも重要ですが、自分が希望していた条件が本当に正しいかどうかを確認する上でも重要です。

何件か見学・内覧した結果、もっと広い部屋の方がいいとか、もっと高い階数の部屋がいいとか、もっと駅から離れた静かな場所の方がいいとか、住居探しの前提条件が変わってしまう場合があるからです。

出来れば5件以上見学・内覧したい

住宅購入では見学や内覧は新築のマンションではモデルルームの営業担当者の説明を1~2時間聞かなければいけない場合もありますし、中古では売主と時間調整をしながら場合によっては居住中の住居にお邪魔しなければいけません。見学や内覧は時間も労力もかかるため、そんなにたくさんの物件は見たくないと思うのは自然なことかもしれません。

また、比較する物件の状況が似通っていて2~3件みたけど、どれも同じように思えてこれ以上見なくてもいいやと思うような場合もあります。

十分に納得ができていて、周辺相場と比較しても不利にならないような価格で購入したい住居が出てくれば3件程度の見学・内覧で決定しても問題はありませんが、今一つ納得できていない、妥協をしているような感じがあるというような場合は5件は物件を見てみることをお勧めします。

たくさんの物件数を見れば、予算の範囲内で満たせる条件と満たせない条件の限界も見えてくるため妥協をしても納得感が得られやすくなりますし、価格と状態が見合わないような外れ物件を引き当てる確率が下がります。また、周辺相場から大きく外れた物件は高い(あるいは安い)と感じられるようになります。

買い物で失敗しないコツは事前の情報取集と比較検討

金額が大きい買い物でも小さい買い物でも買い物で失敗しないコツは、事前の情報収集と比較検討です。物件探しでは事前の情報収集は徹底的にやる人も多いのですが、実際の物件を比較検討する段階には力を入れない人も多いのです。インターネットから得られる情報だけで比較検討するだけでは不十分で、実際に何件か見て初めて感じられることもあるのです。

高額な買い物の意思決定には十分な時間を使う

少額の買い物であれば比較検討など購入までの意思決定の時間は短くても問題はないのですが、数千万円のお金が動く買い物では購入の意思決定には慎重に時間をかけるべきで、面倒だからと1件目で決めるということは避けた方が良いでしょう。

住宅の購入で後悔するような決定をしてしまうと、今後何年間にもわたって影響が出てしまい、家計への影響も大きくなります。

何件も不動産を見学・内覧するのは大変ですし、営業担当者にも悪いと思うかもしれませんが、営業担当者のために住宅を購入するのではなく、自分のために住宅を購入するのです。過剰な遠慮から自分が損をするようなことがないようにしましょう。

まとめ

  • 住宅の購入は一生に一度となることも多い大きな買い物ですので、購入の意思決定は十分な時間をかけて行いましょう。
  • 物件を実際に見学・内覧することで分かること、気づくことがあるため、住宅の見学・内覧はなるべく多く行いましょう。最低でも3件、できれば5件以上の物件を見学・内覧しましょう。

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【住宅を購入する場合は何件の物件を内覧すればいいかの記事は終わりです】

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