単位当たりの価格を意識して隠れ値上げや実質値上げに気を付ける
記事作成日:2018年3月28日
最終更新日:2019年8月15日
隠れ値上げとは、販売価格は据え置きのまま内容量を減らすといったような実質的な値上げです。ステルス値上げとも呼ばれます。今までよりも量が少なくなったように感じて実質的に値上げされていたことに気付くこともありますが、内容量の減少がわずかであるために、内容量が減ったことを気付かないこともあります。いつの間にか隠れて値上げされていたことに気付かないまま、割高となった商品を購入し続けてしまうことがあるため、隠れ値上げに気を付ける必要があります。
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内容量やサイズの変更などによる隠れ値上げ・実質値上げ
近年では、直接価格を上げて値上げをするのではなく、価格は据え置く代わりに、内容量を減らしたり、サイズを小さくしたりして、実質的な値上げが行われる事例が増えています。隠れ値上げ、ステルス値上げなどと呼ばれることもあります。
一見、価格や見た目が変わらないのですが、よくよく細かく見てみると、内容量が減っていたり、サイズが小さくなっていて、単位当たりの価格が値上がりしているのです。
気が付くほど量が減少している場合もありますが、わずかな量しか減っていない場合もあり、値上がりしていることに気が付かないことも多いため、実質値上げは隠れ値上げと呼ばれるように厄介なのです。
隠れ値上げ・実質値上げのイメージ
価格は以前と変わっていないのに、チョコレートは10個入りが9個入りになっていた、洗剤は500グラム入りが450グラム入りになっていた、牛乳は容量が1リットルから900ミリリットルに減っていた、ティッシュは1箱200枚入りが180枚入りになっていた、トイレットペーパーは横幅や長さが短くなっていた、包装が簡素化していた、原材料や原産地が変わっていた、性質が劣っていた、などのような形の実質的な値上げです。
底値は単純な価格だけではなく単位当たりの価格も意識する
商品ごとに最低販売価格、いわゆる底値を記憶・記録しておいて買い物の際に参考にしている場合も多いと思われます。しかし、近年の隠れ値上げによって、単純に販売価格だけを意識していると気が付かないうちに割高な商品を買わされてしまっていることがあることに注意が必要です。
買い物をする場合には、1グラム当たり、1ミリリットル(1リットル)当たり、1個当たり、1枚当たりといったように単位当たりの価格についても意識するようにして割高、割安を判断することが重要になってきます。
親切なお店は値札にgあたりいくら、mあたりいくらといったような表記がされていることがあります。販売価格だけではなく、単位当たりの価格も確認するようにすると割安に買うことができます。
よく買う商品は容量やサイズについても確認するようにする
容量やサイズの変更は通常全く予告も告知もされずに突然行われます。ある日突然、パッケージは変わらず値段もそのままなのに、容量が減っていたり、サイズが小さくなっていたりすることがあるのです。
よく買う商品は内容量(グラム、個数など)やサイズ(長さ、幅など)、品質(原材料、原産地など)、包装(個包装、丈夫さなど)などの表示にも目を光らせておくことが重要になってきます。
何気なく買っていた商品もどのような特徴があるのか、把握しておかないと、突然割高な商品を買わされてしまうことがあるのです。
まとめ
- 近年では、直接値上げをするのではなく、販売価格を据え置いたままで内容量を減らす隠れ値上げ・実質値上げがよく見られるようになったため注意する必要があります。
- 隠れ値上げ・実質値上げに気が付くためには、普段の買い物で販売価格がいくらなのかだけではなく、単位量当たりの価格がいくらなのかを意識するようにすることが大切です。