生活に役立つお金の知識と情報です。
※本サイトは広告を掲載しています。

節約しすぎは悪い節約になることも

記事作成日:2019年3月3日

家計を改善するために節約は重要ですが、節約のしすぎは逆効果となってしまい結果的に悪い節約、無駄な節約になってしまうことがあります。節約とは無駄を省いて贅沢をしないで支出を切り詰めることですが、節約のやりすぎは不便になったり、ストレスが溜まったりして我慢を強いられるため長く続きませんし、数か月続いたとしていずれダイエットと同じように反動が来てしまうこともあります。節約はバランスが大事です。

スポンサーリンク

節約しすぎると不便になる

節約しすぎると不便になってしまうことがあります。節約は家計の見直しにとってとても大事なのですが、無駄を省くだけでなく、必要なものまで省いてしまうと不便になってしまうことがあります。

もちろん、何とか生きていけるのかもしれませんが、少しのお金を払うことで便利さや快適さを得られている場合、僅かなお金の節約のためにかなりの便利さや快適さを犠牲にしなければいけなくなってしまうことがあります。

もちろん、お金がないのであればある程度我慢はしなければいけませんし、贅沢をすることはできないのですが、生活が不便になってしまうほど節約をしている場合は本当に節約が行き過ぎていないか考え直した方が良い場合があります。

使うお金と得られる効果を比較して、効率的なお金の使い方なのか、非効率的なのかを検証することも大切です。

節約しすぎると手間がかかり時間を失う

節約のしすぎで人生の貴重な時間を失う場合があります。お金を払うことで何らかのサービスや便利な道具を得ることができて、時間の短縮につながることがありますが、節約が行き過ぎると支出を減らせる代わりに時間を失う場合があります。

誰かに有料でお願いしていたことを自分ですることは節約につながりますがその分だけ自分の時間を失います。他にもタクシー代や電車代を節約するために代わりに歩くという方法がありますが、輸送サービスを受けない代わりに歩いた分だけ余計に時間をかけてしまうことになります。また、節約には時間と手間がかかってしまう方法があります。

何事もバランスが大事で、お金と時間を上手くバランスよく使っていくことが大切なのです。

節約しすぎすると我慢でストレスがたまる

行き過ぎた節約は我慢を強いられることになりストレスが溜まってしまう場合があります。節約とは無駄を省いて切り詰めることですが、無駄だと思うものであってもなくなると不便さを感じたり、我慢している気持ちになったりして、ストレスになることがあります。

欲しいものが買えない、食べたいものが食べられない、遊びに行きたくても遊びに行けない、といったような不満を抱えるようになってしまい、ストレスになってしまうことがあります。

ストレスになっても上手くコントロールできればまだ良いのですが、気を病んでしまったり、誰かに当たるようになってしまったり、節約をやめてしまったりすることがあります。沢山我慢して節約したからといって2~3か月で続かなくなってはいけません。細く長くできる範囲の節約を数年間続けた方が節約効果は高いのです。

ダイエットの反動のような形で、節約で我慢しすぎてしまって耐えられなくなり散財してしまう、というようなこともあるのです。

節約しすぎると性格が歪んでしまうことがある

節約にはまりすぎてしまうと性格が歪んでしまうことがあります。お金を使わないことにこだわり過ぎてしまうと、自分はお金を使わない良い節約をしていると思っているのに、周りからは、ケチ、守銭奴、といったような悪い印象を持たれてしまうことがあります。

周りに見えない部分で節約ができているのであればよいのですが、節約が行き過ぎると無意識のうちに行動に現れてくることがあり、他の人は思いもつかなかったような場面でお金を出し渋るようになってしまい、他の人から奇異に映ってしまうことがあります。

自分はそんなつもりはなかった、普通のつもりだったと思っていてもいつの間にか自分の節約行動が他の人が考える姿からはかけ離れてしまっていて、偏った考えになってしまっていることがあるのです。

更に行き過ぎると、自分の考え方が正しいという気持ちが強まってしまい、他の人に節約を勧めるようになったり、他の人がお金を使い過ぎることを快く思わなくなってしまうことさえあります。

節約しすぎは家族関係や人間関係を破壊することがある

極端でやりすぎの節約が家族関係や人間関係を壊してしまうことがあります。家族全員が同じような気持ちで節約をできるのであれば問題ありませんが、複数の人間がいれば節約に対する温度差が出てきてしまいます。他の家族が、何もそこまでやらなくてもいいのに、節約を押し付けられたくない、といったような気持ちを持ってしまうと、不満や喧嘩の原因になることがあります。節約やお金に対する考え方の不一致が表面化し、離婚など深刻な事態に至る場合さえあります。

節約は友人などの人間関係にも及ぼす場合があります。交際費がもったいないと節約すると、友達とお金がかかるような遊びができなくなったり、食事などに行くのに抵抗感を感じたりするようになることがあります。そうなると友達付き合いに影響が出てくることがあります。

節約しすぎると不健康になることがある

節約しすぎると健康を損なってしまうことがあります。例えば、電気代を節約するためにエアコンを使わない、ガス代を節約するためにガスストーブを使わないといったことをする場合がありますが、寒い冬には風邪をひいて体調を崩してしまうかもしれませんし、暑い夏には熱中症・脱水症状になってしまうかもしれません。

食事代を節約しすぎると、栄養が偏ってしまったり、栄養を十分に取れなくなったりして、体調を崩してしまい、かえってお金がかかってしまうことさえあります。特に健康を損ねてしまうと、長い目で見て大きな損をしていることがあります。

節約しすぎると不衛生になることがある

極端な例ですが、節約をやりすぎることで不衛生な状態に至ってしまう場合があります。水道代の節約として1週間にお風呂(シャワー・浴槽)に入る回数を減らす、トイレで流す回数を減らす、洗濯回数を減らすため洗わないで服を長く着続ける、食器を洗う回数を減らすなどといったような不衛生につながる形で節約をする場合がありますが、全くお勧めできません。

不衛生な状態になると他の人に不快感を与えてしまう場合がありますし、自分が不衛生な状態になれてしまって何も感じなくなってしまうことさえあります。

不衛生な状態が不健康につながってしまう場合や、人間関係に影響を与えてしまう場合、仕事に影響を与えてしまう場合があります。

節約しすぎると危険になることがある

節約のしすぎが自分を危険にさらしてしまうことがあります。安全に対するお金を削ってしまうと危険に直結することがあります。自宅の修繕が必要な状態なのにお金を出すのを渋ってしまったり、耐用年数を過ぎた家電製品や壊れかけた家具を修理・交換しないで放置しておくと火災の原因になったり、転倒や損傷などによってけがの原因になることがあります。

住居の立地についても賃料の安さなどを重視しすぎると安全ではない状態になってしまうことがあります。防犯防災対策が十分ではない、災害が発生しやすい立地になっている、近隣地域でトラブルが多い、などの状況になってしまうことがあります。

保険も不必要な保険に入る必要はありませんが、リスク管理のためにお金がない場合こそ入っておいた方が良い保険があります。保険料を過度に節約しようとしてしまうと、火事などの災害やがんなどの病気など保険の対象となる事故が発生した時にお金が無くなり自分の安全を確保できなくなってしまうことがあります。

節約しすぎると稼ぐ能力を得られないことがある

行き過ぎた節約は自分や子どもなどが稼ぐ能力を得られなくしてしまうことがあります。

子どもの教育費を削り過ぎてしまうと才能の芽を摘んでしまう恐れがあります。もちろん教育費を聖域化してしまって過度な投資をするのもバランスが悪いですが、削り過ぎてしまうと子どもに悪影響を及ぼす可能性があります。特に平均的な教育を受けさせることができないと、就職が困難になったり、給料などの待遇がよい就職先を見つけられなくなったりして、稼ぐ力を得られないことがあります。

子どもの教育費を節約しすぎた結果、子どもが稼ぐ能力を得られなくなり、支出を減らした教育費よりもはるかに多額の収入を得る機会を失ってしまうことさえあるのです。

自分にとっても同様で、仕事の能力を高めるための自己投資を削り過ぎると、稼ぐ能力を高めることができずに、キャリアアップできないまま低収入に甘んじなければいけなくなってしまうことがあります。

節約は無駄を省くことであって必要なことを省いてはダメ

節約とは無駄を省くことで支出を抑えることですが、人生や日常生活にとって必要なことまで省いてしまってはいけません。無駄を省く以上に必要なことまで省いてしまったら、悪い節約になってしまいます。

何かにお金を払っているということは、詐欺などで騙されている場合などを除けば、何か必ず対価があるはずで、何かを得ているはずなのです。お金を払うのを止めるということは、お金を払って得ていた何かを得られなくなるということでもあり、自分や家族などに何らかの影響があるはずなのです。

あまり気にならない程度であったり、無駄だと感じているようなことであったりするのであれば、お金を払わなくなっても影響はほとんどありませんが、節約しすぎると失うものが大きくなってしまうことがあるのです。

まとめ

  • 節約しすぎると、不便になったり、時間を失ったり、ストレスを抱えたり、不健康になったり、危険な状態に身を置くことになったり、稼ぐ能力が得られなくなったりして、結果的に逆効果となり、悪い節約になってしまうことがあります。
  • 節約は無駄を省くことによって支出を抑えることを意味しますが、節約によって減らせる支出と、節約によって失うものを比較して、バランスを考えることが大切です。

スポンサーリンク

【節約しすぎは悪い節約になることもの記事は終わりです】

「節約と支出|お金の使い方」のページに戻る



SNSでシェア・ブックマーク・後で読む

Twitter Facebook LINE はてな Pocket
最近よく読まれているページ
家計・節約のおすすめページ

ページの先頭へ