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旅行積立の特徴とメリット・デメリット

記事作成日:2016年3月25日

旅行積立の特徴やメリット・デメリットについてです。旅行積立は銀行の普通預金よりもサービスで上乗せされる額の利回りが良いことがメリットです。一方で、一度積み立てると現金で返金されるのが困難であったり、購入できる商品・サービスに制約がある場合があったりデメリットもあるため旅行積立を利用しようとする場合は慎重に検討しましょう。

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旅行積立とは

旅行積立とは、旅行会社や航空会社が提供している、旅行券を前払いで購入するサービスです。支払いは毎月払いや一括払いがあり、一定期間の経過後の満期時点に支払った金額に一定の利率で上乗せサービス金額がついて旅行券として受け取ることができます。

旅行積立の旅行券で利用できる範囲

受け取った旅行券は国内旅行、海外旅行、国内航空券、海外航空券、JR券、私鉄券、指定施設での宿泊や飲食、機内販売などの支払いに利用ますが、利用できる範囲は旅行会社や航空会社によって違いがあります。

毎月払いだけでなく一括払いも

旅行積立では毎月払いだけでなく一括払いもあります。一括払いの場合は一括で支払って積立期間の間積み立てると期間満了後に支払った金額に積立利率の分が上乗せされた金額分の利用ができます。

毎月払いよりも一括払いの方が上乗せサービス金額の付与率が高くなる傾向があります。また、積み立てる期間が長いほど上乗せサービス金額の付与率が高くなる傾向がありますが、逆の場合もあります。旅行会社よりも航空会社の方がサービス額の上乗せ率が高い傾向があります。

積立期間は半年から5年、自由なものも

積み立てる期間は会社によって異なりますが、半年(6か月)~5年(60か月)となっています。一部の旅行会社では自由に貯めていつでも使えるフリープランを選ぶことができます。

旅行積立のメリット

旅行積立は銀行の普通預金よりもサービスで上乗せされる額の利回りが良いことがメリットです。

旅行積立の注意点とデメリット

利用可能なサービスの範囲に差がある

満期後に受け取った旅行券は、国内旅行、海外旅行、国内航空券、海外航空券、JR券、私鉄券、指定施設での宿泊や飲食、機内販売などに利用することができますが、利用できる範囲は旅行積立を運営している旅行会社や航空会社によって異なっています。旅行券を受け取ったのに、希望するサービスに変えられないということが無いように事前に確認しておく必要があります。

旅行券はお釣りが出ない

旅行券での支払いは原則としてお釣りが出ないことになっていて、端数分は現金で支払うか釣銭を諦めることになります。旅行券には1,000円のものや10,000円のものなどがありますが、10,000円券が手元に残った場合には使い道をちゃんと考えないと、お釣りが受け取れず結果的に損をしてしまう可能性があります。

支払い場所が限られる場合がある

満期後に旅行券を受け取った場合、旅行券で支払いを行おうと思っても支払える場所が限られている場合があります。インターネットや電話での申し込みでは支払いまで完結しない場合があるので注意が必要です。利用カウンターに出向いたり、郵送したりする必要がある場合もあります。

利用期限がある場合がある

満期後に受け取った旅行券は有効期限が定められていないものがありますが、有効期限が決まっているものもあります。有効期限は十分長くとられているので存在を忘れたり、何年も旅行に行く気が起きなかったりしない限り使い損ねてしまうということはないはずですが、使わないまま利用期限を過ぎると支払ったお金が無駄になってしまいます。

航空券の会社の指定がある場合がある

航空会社が運営している旅行積立の場合は、自社の航空券を利用して欲しいため、利用できる航空券が自社グループのものに限定されています。場合によっては割安でない航空券を買わなければいけなかったり、時間や日程で都合が合わない場合もあるかもしれません。

解約しても現金で返金されない場合がある

旅行積立は中途解約しても現金では返金されず、返金額に相当する金額の旅行券で払い戻しすることになっています。会社側に問題があって解約となる場合は現金で返金される可能性があるほか、会社によっては海外移住などによってどうしても旅行券が使えない状況になったような場合に現金で返金することを認めている場合があります。

しかし、基本的に旅行積立にお金を積み立ててしまうと現金では戻ってこないで旅行券で戻ってきますので、そのお金の使い道が限定されてしまいます。

中途解約は元本割れとなる場合も

旅行積立は中途解約ができますが、原則現金では返金されず旅行券で払い戻されます。積立期間が短い場合にはサービス金額が上乗せされないため、状況によっては元本割れとなる場合があります。

1,000円未満の端数は切り捨て

旅行券での返金の場合、最低の払い戻し単位が1,000円になると1,000円を下回る端数が切り捨てられることがあります。そのため、端数切捨てによって支払金額よりも少ない金額の旅行券しか戻ってこない場合もあります。

中途解約の上乗せサービス額は少ない

また、中途解約の場合には本来の上乗せサービス額よりも少ないサービス額しか付与されない事にも注意が必要です。

まとめ

  • 旅行積立とは、旅行会社や航空会社が提供している、旅行券を前払いで購入するサービスです。支払いは毎月払いや一括払いがあり、一定期間の経過後の満期時点に支払った金額に一定の利率で上乗せサービス金額がついて旅行券として受け取ることができます。
  • 旅行積立は銀行の普通預金よりもサービスで上乗せされる額の利回りが良いことがメリットです。一方で、一度積み立てると現金で返金されるのが困難であったり、購入できる商品・サービスに制約がある場合があったりデメリットもあります。

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【旅行積立の特徴とメリット・デメリットの記事は終わりです】

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