食材や日用品・生活用品のまとめ買いのメリットとデメリット
記事作成日:2019年4月2日
食料品、飲料品や日用品・生活用品をまとめ買いするメリットとデメリットについてです。食材や日用品のまとめ買いは節約につながるというイメージがあるかもしれませんが、どちらかというとお金よりも時間の節約につながるというメリットがあります。一方で、まとめ買いをして在庫がたくさんあると使い過ぎてしまうというデメリットがあるため要注意です。
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食材や日用品・生活用品のまとめ買いのメリット
食材や日用品・生活用品をまとめ買いするメリットには、時間の節約ができる、計画的な買い物ができて予算管理がしやすい、買い物回数が少なくなるのでついで買いや衝動買いを減らせるなどがあります。
時間の節約ができる
まとめ買いはお金の節約になるというイメージが強いかもしれませんが、実は時間の節約になるという効果もあります。まとめ買いをすると1回の買い物時間は少し長くなるかもしれませんが、買い物の回数が減る分買い物の総時間は短くなります。また、買い物回数が減ると買い物に行って帰ってくる時間が大幅に減ります。忙しい人にとってまとめ買いは時間の節約になるのです。
仕事で忙しい日に買い物に行かなくて済む
仕事で忙しい日に買い物に行かなくても済み、休みの日だけ買い物に行けばよくなることもまとめ買いのメリットです。平日が仕事の人は平日の夜に買い物に行かなくて済むので、疲れた体を押して買い物に行くということが必要なくなり、まっすぐ家に帰ることができます。
買い物をするのは休みの日だけということにできるため、時間の使い方にメリハリができます。
計画的な買い物ができ予算管理がしやすい
まとめ買いをすると基本的に一週間に買い物をする回数は一回だけなので、計画的な買い物ができるようになり予算管理もしやすくなります。1週間に使うお金を決めている場合、買い物が1回ならいくら使っていいかが明らかです。何回も買い物に行く場合、今日はいくら、明日はいくらというように考えなければいけないため予算管理が難しくなります。
レシートを減らせて家計簿をつけやすくなる
まとめ買いをすると買い物の回数を減らせるため、レシートの枚数が減り、家計簿を付けやすくなるというメリットもあります。一品ごとに家計簿をつけている場合はまとめ買いでも都度買いでも家計簿に付ける労力はあまり変わりませんが、お店ごと、買い物ごとで家計簿をつけている場合は買い物回数を減らすと家計簿をつけやすくなります。
安い日にまとめて買うと節約になる
特売日・セール日や割引クーポンが使える日、ポイント還元が多い日など割安に買える場合は安い日にまとめて買うと金銭的に節約をすることができます。
忙しくて買い物に行く日が限られている場合は安い日を狙った買い物が難しい場合もありますが、いつでも買い物に行くことができる場合は安い日を狙うと節約になります。
大量買いで割安に買える場合がある
食料や飲料、生活用品・日用品は、大量に買うと単品で買うよりも単価が安く購入できる場合があります。同じ食材でも内容量が多いほど重さなど単位当たりの価格は安くなる傾向があります。
また、ペットボトル飲料などは1本ずつ買うよりも数本まとめて入った箱買いをすることで割安に買える場合があります。生活用品・日用品でも大容量の商品の方が安いことがあります。
買い物に行く回数が減るため衝動買いやついで買いが減る
一週間に何度も買い物に行くと、買い物に行くたびに衝動買いやついで買いをする可能性が高まります。買う予定になかったものでも、お店で見かけるとついつい買いたくなってしまうことがあります。
しかしまとめ買いをするとお店に行く回数が減るため衝動買いやついで買いを減らすことができます。買い物リストを作って計画的に購入すれば無駄な買い物を減らせます。
行き帰りの交通費(ガソリン代など)を節約できる
家から離れた場所に買い物に行く場合で交通費がかかる場合は、まとめ買いにすると交通費を節約できます。公共交通機関に乗って買い物に行く場合は、電車代やバス代を節約できます。自分の車で買い物に行く場合はガソリン代の節約になります。
1回の節約金額はそれほど多くないかもしれませんが、回数が増えると金額は大きくなります。
ストックが増えると切らす心配がなくなりいざという時の備えにもなる
まとめ買いでストック(在庫、蓄え)が増えると、切らす心配がなくなります。まだあると思っていたのにもうない、というようなことを減らすことができます。
また、日用品など消費期限・賞味期限がないもの、使用期限が長いものは常にある程度蓄えを持っておいて、まとめ買いで定期的に補充するようにしておくといざという時の備え、防災対策にもなります。
食材や日用品・生活用品のまとめ買いのデメリット
食材や日用品・生活用品をまとめ買いすることにはデメリットもあります。食材の場合は使い切れず無駄にしてしまうといったようなことがよく言われますが、それ以上にたくさんあると、食べ過ぎてしまう、使い過ぎてしまうということに注意が必要です。
たくさんあると使い過ぎる・食べ過ぎる
たくさんストック(在庫)があると、ついつい使い過ぎてしまうことがあります。食料品であれば、食べ過ぎてしまう、飲み過ぎてしまう、生活用品・日用品であれば使い過ぎてしまうということです。消耗するものはたくさん在庫あると、まだあるから大丈夫だろうというような気持ちからどんどん使ってしまって、消費ペースが速くなってしまうことがあります。
例えば、残りあと少ないという場合はなくならないように少しずつ節約して使っていくかもしれませんが、たくさんある場合はなくならないしどんどん使ってしまおうということになってしまうのです。
まとめ買いによって使う量が増えてしまって結果的に無駄遣いをしてしまうことがあります。
多く買うと気が大きくなって余計な買い物が増える
まとめ買いは一回の買い物金額が大きくなってしまいます。沢山の物を一度に買うと、なんだか気が多くなってしまって、一つや二つ買い物が増えてもそれほど気にならなくなります。3個だけ品物を買う場合と、30個買う場合では、1使うものが増えた時の重みが違ってきます。
そのため、まとめ買いをすると買い物金額がなぜだか膨らんでしまって、かえって無駄遣いをしてしまっていることがあるのです。
食材を買い過ぎて使い切れず無駄にしてしまう
食材のまとめ買いでは買い過ぎてしまって使い切ることができないと食材が痛んで無駄になってしまうことがあります。消費期限や賞味期限が切れてしまうことで食材を無駄にしてしまうのです。そうなると無駄な買い物になってしまいます。
また、食材を痛ませないようにしよう、腐らせないようにしようと思うと、使う量が増えてしまうこともあります。買い過ぎてしまっていることに気付かず、多く使ってしまうのです。
食材はメニューが思い浮かばないとまとめ買いできない
食材のまとめ買いをする場合は1週間の献立・メニューを思い浮かべることができないと計画的な買い物ができません。献立・メニューを考えずにとりあえずこれくらいあれば大丈夫だろうと思って買うと、上手く使いきれず食材を腐らせてしまうこともあります。
どんな食材でも残り物を上手く組み合わせて料理ができるのであれば全く問題ありませんが、料理にあまり自信がない場合はそもそもまとめ買いが難しい場合があるのです。
無理してまとめ買いをすると同じようなメニューばかりになって食事がマンネリ化してしまい、飽きがきて嫌になってしまうことがあります。
食材のまとめ買いは鮮度が落ちてしまう
食材のまとめ買いをすると、買い物から数日たった日の食材はどうしても鮮度が落ちてしまいます。冷凍して保存するなどしないといけない場合もあり、下処理に手間がかかる場合もあります。
刺身など鮮度が重要となる食材は買い物をした直後でないと食べることができなくなってしまい、メニューに制約が出てくる場合もあります。
急に家で料理をしない日が出ると食材を無駄にしやすい
食材のまとめ買いをしていると、急な予定が入って外食するような場合、食材を無駄にしやすくなります。まとめ買いでは1週間のメニューを考えて食材を購入しますが、急に付き合いなどで予定が入り、家で料理をしなくなるとその分の食材が使われないまま余ってしまいます。
もちろんその後、上手く食材をやりくりできれば良いのですが、急に予定が入りやすい人は食材のまとめ買いが向いていない場合があります。
まとめ買いの節約効果は小さい
食材や生活用品・日用品は単価が安いためセールなどで安くなっている場合でも数円から良くて数十円の割引となります。そのため、安い日を狙ってまとめ買いをしたとしても、節約効果はそれほど大きくありません。そのため、まとめ買い自体は節約の切り札となりづらいのです。
買った物の保存場所が必要になる
まとめ買いをするとまとめ買いをしたものの保存場所が必要になります。食材の場合は冷蔵・冷凍保存が必要なものは冷蔵庫・冷凍庫がいっぱいになってしまいます。お米、缶詰、ペットボトル飲料、スパゲッティーやうどんの乾麺なども冷蔵庫に保存しない場合、保存スペースが別に必要になります。
ティッシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー、シャンプー、コンディショナー、各種洗剤、化粧品などの生活用品・日用品も保存スペースを確保する必要があります。
買い物の荷物が多くなって嵩張る・重くなる
まとめ買いをすると1回の買い物の荷物が多くなって嵩張り、重くなります。徒歩や自転車ではとても運びきれない場合があります。また、一人では辛い場合があり、誰か他の家族がいないと買い物が難しい場合もあります。
車があって、他の家族に手伝ってもらえるという場合でないと、まとめ買いが難しい場合もあります。
買う日が決まっていると安い日に買えない
まとめ買いをする時に一週間のうち買い物に行く日を固定して決めてしまうと、安く買い物ができる日に買い物ができず、割高な買い物をしなければいけなくなってしまうことがあります。特に週末の土日はあまりお得な価格設定が行われない場合もあるため、買うお店や行動パターンによっては損をしてしまうことがあるのです。
まとめ
- 食材や日用品のまとめ買いのメリットは、時間の節約になる、計画的な買い物ができる、買い物回数が少なくなり衝動買いが減る、大容量の物は単価が安い、安い日に買えば節約になるなどがあります。
- 食材や日用品のまとめ買いのデメリットは、たくさんあると使い過ぎてしまう、買った物の保存場所が必要になる、食材は使い切れないと無駄にしてしまう、買い物した荷物が重くて運びづらい、などがあります。