完璧主義の問題点と完璧主義を治す方法
記事作成日:2016年2月4日
完璧主義の問題点と完璧主義を治して克服する方法について説明しています。時間を有効に使うためには完璧主義にならないことも大切です。60点から80点にするためにはそれほど手間や暇はかからなくても、80点から100点にするのは一般的に大変です。完璧主義に陥ってしまうと、様々な物事に過剰に時間を使ってしまい、疲弊しやすく、時間配分も上手くいかなくなります。
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完璧主義の問題点
完璧にするのは時間がかかる
世の中には何もかも完璧にやってしまおうという完璧主義な人がいます。そこまででなくても、中途半端な状態は何となく気持ちが悪い、適当なままだとすっきりしない、というような人は多いと思います。ありとあらゆることをちゃんと完璧にできるのであれば素晴らしいのかもしれませんが、物事を完璧にするためには時間が過剰にかかってしまいます。
完璧主義はストレスを抱えやすい
完璧主義は全ての事をきちんとやろうとするあまり、ストレスが強くかかりやすくなりがちです。妥協やミスが許せなくなってしまうので、精神的な緊張状態を続けることになり、疲れてしまいます。また、完璧を求めていても思った通りにならない場合は、やはりストレスになりますし、やらなければいけないことが集中すると自分の処理能力を超えてしまい、やはりストレスの原因になります。
完璧主義を克服する方法
完璧主義を治す方法について紹介します。
60点や70点でも良いと思う
物事は全てが100点でなければいけないということではありません。20点や30点でもいけませんが、一応の合格点があるはずで、60点や70点ならばまぁいいかという感じになります。物事には完璧ではなくても一応納得できる水準があり、時として完成度合いの高さよりもスピードの方が重視されることがあることは意識するようにしましょう。
優先順位を考えてメリハリをつける
完璧主義の人は全ての物事を満足いくまでやってしまおうとしますが、過剰に時間を使っているとすぐに時間が経っていってしまいます。時間は限られているのですから、できることには限度があります。物事には重要な事とそうでない事があるので、優先順位を付けて大切な事には時間を多く使い、そうでないことは時間を少な目に使うというメリハリをつけることが重要です。
物事の目的や本質を意識する
自分がやっていることの目的や本質は何かを意識することで、完璧主義に陥らなくて済むようになります。例えば資料を作成する場合には、きれいな資料を作ることが目的・本質ではなく、資料の内容を理解してもらうことが目的・本質になります。その場合、伝える内容にこだわる必要はあっても、見栄えにはそれほどこだわらなくても良くなります。物事をする時は何を求めらているのか、相手が要求していることは何かを意識するようにしましょう。
使う時間の制限を決める
完璧主義で過度な時間を使ってしまわないために、物事に使う時間の上限を決めてしまうことが有効です。どんなにこだわってもこれだけしか時間を使わないと決めておいて、その時間が来たら満足した出来でなくても強制的に次に進むようにするのです。そうすることで自分の過度なこだわりや、極端な時間配分を防ぐことができるようになります。
やりきることが重要と思う
完璧主義に陥っている人は、物事の過程の途中でストップしてしまい、最後までやりきることが遅くなってしまいがちです。多少納得がいかない部分ややり残したと思うことがあっても、とりあえず最後までやってみることが大切です。最後までやりきって初めて気づくようなこともあります。全体が見えて初めて調整できる部分もあります。また、途中で止まるよりもやりきってしまうことで早く処理ができるようになります。
ミスや失敗を過度に恐れない
ミスや失敗は少なければ少ないほど良いです。しかし、人間はミスや失敗をしてしまうものです。ミスや失敗を過度に恐れるあまり、手が進まなくなってしまうのも問題です。ミスや失敗にも損害が大きくなるものとそれほど損害がないものがあります。ミスや失敗を防ぐために注意するような場合でも、より注意しなければいけない部分とそうでない部分のメリハリをつけて、リスクの大きさに応じて対応を変えるようにすると効率的にできます。
他人の評判を気にしすぎない
完璧主義に陥っている人は周りの評判を気にするあまり、メリハリをつけることができなくなっている人がいます。周りの評判は意識しないようにして、自分が何をしなければいけないのかを考えるようにしましょう。他人の目を気にして無理をしても疲れてしまうだけです。
まとめ
- 完璧主義に陥ると、時間が上手く使えなくなり、ストレスも溜まってしまいます。
- 完璧主義を克服するには100点でなくても、60点や70点でも合格点になるということを強く意識するとともに、どこに力を入れて、どこに力を入れないかのメリハリをつけるようにしましょう。