終わりの時間を意識する
記事作成日:2016年2月3日
時間の使い方で、始まりの時間を意識する人は多くても、終わりの時間を意識している人はとても少ないです。会議や打ち合わせなどの時間が決まっていて、開始時刻に遅刻してはいけないと思っていても、終了時刻は伸びてはいけないと思っていない人は案外多いです。始めの時間だけでなく終わりの時間も意識するようにしましょう。
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労働時間は始業時間は重視しても終業時間は軽視される
最も分かりやすい例が労働時間です。始業時間にわざわざ遅刻しようという人はほとんどいないはずです。しかし、終業時間をきっちり守る人はほとんどいません。時間をちゃんと守る人でも、始まりの時間は守っても終わる時間を守る人は少ないのです。
始業時刻に遅れると遅刻ですが、終業時刻はそれほど重視されておらず、せいぜい残業代が膨らんでしまうので早く帰ろうということが言われる程度で、軽視される傾向があります。
打ち合わせ・会議がズルズル伸びるのは日常茶飯事
日常的に行われる会社内での打ち合わせや会議でも同じようなことが言えます。会議の開始時刻は守られないと不満が表明されることがあっても、予定した時刻を過ぎて会議が続いてもなかなか不満が表明されることはありません。
もちろん、次の予定がある場合や忙しい場合には打ち切られるのですが、開始が遅れることは問題視されても、終わりが伸びることはそれほど問題視されないことが多いです。
参加者のほとんどの人が終わりの時間を意識しない場合、打ち合わせや会議は緊張感を欠きズルズルと長引いてしまうことになります。時間を有効に使えているとは言えない状態になります。
商談、セミナーや講演でも終わりの時間を意識する
商談、セミナーや講演ではほとんどの場合時間が決まっています。20分、30分、1時間、2時間といったように時間が決められているはずです。商談、セミナーや講演で話す立場になるほとんどの人は開始時刻に遅れないようにしますが、終わる時間を厳格に守ろうとする人はそれほど多くはありません。
ちょっと延長しちゃった、時間がないけどもう少し、なんて経験は誰もがあるはずです。大切な打ち合わせや商談、セミナーや講演に遅刻して相手を待たせてしまえば大変申し訳ない気持ちになる人がほとんどだと思います。しかし、決められた時間を過ぎてしまって延長してしまった時には、遅刻した時ほどの罪悪感は感じないのではないでしょうか。
しかし、遅刻するのも延長するのもどちらも約束した時間を破ってしまっています。遅刻しても予定通り終われば相手が拘束された時間は当初の時間だけですが、延長してしまった場合には約束した時間よりも相手を長く拘束します。時間を守らないことで相手の時間を奪ってしまっているのです。
時間を守るなら終わりの時間も意識する
約束の時間に遅刻してはいけないことは誰もが理解しています。しかし、終わりの時間を守ることを意識している人は多くはありません。時間を守るならば、始まりの時間だけではなく、終わりの時間も守るようにしましょう。相手は終わりの時間を踏まえて次の予定を立てているかもしれません。他の人の時間を奪うようなことをしてはいけません。
まとめ
- 約束の時間は始まりの時間だけでなく、終わりの時間も意識するようにしましょう。
- 終わりの時間を意識しないでだらだらと延長してしまうと相手の時間を奪ってしまいます。