電車やバスの交通費の節約方法
記事作成日:2016年6月21日
電車やバスの交通費は、移動する必要があるために移動そのものをやめるということが難しくなかなか節約しづらい支出です。しかし、お得になる回数券を利用したり、電子マネーやクレジットカードを上手に利用したりすることで、交通費を少し節約することができます。ただし、交通費の節約金額はそれほど多くならないことも多いので、節約に手間をかけすぎないようにすることも重要です。
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回数券を使う
電車やバスでは回数券を利用することで割安となる場合があります。乗車日時に制限がない回数券の他に、土曜日・日曜日や祝日に使える回数券(土休日回数券)、混雑していない日中の時間だけに使える回数券(時差回数券)などがあります。よく利用する電車やバスの路線で、定期券を購入するほどではない場合に利用すると便利です。
ただし、回数券は利用しないで余らせてしまうととてももったいないので、購入した分を使い切るだけ乗ることが確実な場合に利用するようにしましょう。特に、回数券の有効期限には注意が必要です。下手に回数券を買ってしまうと使い切れなかったり、無理に使おうとして乗車したり、節約とは正反対な行動になってしまうことがあります。また、定期券の方が割安となる場合もあるので注意が必要です。
回数券で節約できる金額はそれほど大きくないことが多いですが、電車やバスをよく利用するけれども、定期券を買うほどではない場合には積極的に利用すると、少しお金が節約できます。
1日乗車券を使う
1日で電車やバスを多く利用する場合には、1日乗車券を利用するとお得になります。定められた範囲内で電車やバスに自由に乗車ができるようになります。
節約金額は多くはなりませんが、不必要な支払いを防ぐことができるので、電車やバスの乗車が多くなる日は1日乗車券の利用も検討しましょう。
定期券を利用する
頻繁に鉄道やバスを利用する場合には、定期券を購入した方が割安に乗車することができます。定期券の利用期間も長ければ長いほど割引率が高まるので、鉄道やバスの頻繁な利用が予想される場合は、1回1回切符を購入するのではなく、定期券を購入しましょう。
また、見落としがちですが、途中で定期券を利用しなくなった場合は、すぐに払い戻しの手続きをするようにしましょう。利用期間が一定以上残っていれば、一部のお金が戻ってきます。
電子マネーで乗車する
電車やバスの乗車でポイントが貯まる場合がある
一部の鉄道会社が出しているクレジットカードと電子マネーが一体化したカードなどを利用してその会社が運行している電車やバスに乗車するとクレジットカードのポイントが貯まる場合があります。
日常的に利用する電車やバスの路線の会社が、ポイントが貯まる電子マネーと一体化したクレジットカードなどを発行していて、電車やバスの乗車でポイントが貯まる場合には、実質的な割引となるので交通費の節約になります。
電子マネーは運賃が安い場合がある
電子マネーと現金で支払った場合に運賃に差がある場合が出てきました。運賃の支払いは電子マネーであれば端数の計算は簡単ですが、現金の場合に端数があると1円玉のやりとりになり手間なので、10円単位となるよう端数が切り上げられた運賃が設定されます。そのため、現金での支払いよりも電子マネーの支払いの方が何円か安くなる場合があります。
1回の運賃の違いは数円の違いなので大きな金額ではありませんが、頻繁に利用する場合は塵も積もれば山となる、の言葉通りある程度まとまった差になることがあるので、定期券や回数券などを利用しない場合は、運賃を現金で支払うのではなく、電子マネーで支払うようにすると、少し節約になります。
小さな金額なので、手間をかけて行う節約ではなく、習慣化して自然と行うことが大切です。
クレジットカードでポイントを貯める
電車の定期券の購入などを購入する時にクレジットカードで支払いを行うと、クレジットカードでポイント還元などを受けることができ、実質的な割引となります。鉄道会社が発行するクレジットカードの場合は定期券や乗車券などを購入する時の還元率が高くなる場合があり、クレジットカードで支払いを行うことで、少し交通費を節約することができます。
定期券の場合には購入金額が大きくなるため、節約金額も少し多くなります。
金券ショップを使う
回数券を割安な価格で購入する
金券ショップでは新幹線などの回数券を通常の販売価格より割安で販売している場合があります。私鉄の回数券なども通常の価格よりも割安な価格で販売している場合があります。
利用しやすい場所に金券ショップがあって自分が乗車する路線の回数券などが割安で購入できる場合は、金券ショップを使いこなすことで交通費が節約できます。
株主優待券を購入する
金券ショップでは株主優待券を販売している場合があります。株主優待券を利用すると割安で乗車券が購入できたり、無料で乗車することができたりします。株主優待券の販売価格と安くなる運賃を比較して得になる場合には交通費が節約できます。
運賃が高い路線を選ばない
運賃が高い路線沿いに住むと、交通費が家計の重い負担となる場合があります。同じ距離でも鉄道会社によって運賃は倍以上違ってくる場合があります。首都圏で郊外から都心に通勤・通学する生活をする場合に、運賃が高い路線を選んでしまうと、思った以上に交通費がかさんでしまうことがあります。
会社員であれば、通常は通勤手当として会社への交通費が支給されるため、別に高い路線沿いでもいいじゃないないかと考えることがあります。1人暮らしの場合や子供がいない夫婦で共働きの場合などは特に問題にならないのですが、夫婦の片方だけが働いていてもう片方が専業主婦(主夫)の場合や子供がいる場合には要注意です。
会社勤めの人は会社から交通費が支給されるので問題ないのですが、家族は交通費が支給されないからです。アルバイトやパートの場合には交通費が満額支給されない場合もあるので注意が必要です。
運賃が高い沿線の住居は購入の場合も賃貸の場合も相場が安くなりますが、家賃相場は見ていたけど、鉄道の運賃の高さは意識していなかったということは良くあるケースで、思っていた以上に交通費が高くつくことがあるので気を付けましょう。
会社の経費になる場合は精算する
会社員が仕事の都合で、電車やバスで移動するために運賃を支払った場合には、大抵の場合は会社の経費を立て替えて払ったという扱いになり、会社が精算をしてくれるはずです。
しかし、交通費などの精算の書類を作るのが面倒、仕事で忙しいといったような理由から、会社の経費として扱えるにもかかわらず放置してしまい、自己負担、自腹にしてしまっている場合があります。
営業などで外回りが多い人は、比較的な高額な交通費の立て替え払いを行っていることがあり、全て放置して自己負担にすると月1万円以上の負担になることも珍しくありません。
交通費が会社の経費になる場合は、手続きを行って全て精算しましょう。
まとめ
- 交通費を節約するためには、回数券や1日乗車券、定期券など割安になる利用方法を活用することが大切です。また、クレジットカードや電子マネーを上手に利用することによって、交通費を実質的に割安にすることができます。
- 見落としがちですが、会社員などの人が業務で必要な交通費を立て替えた場合には、自腹にしないで精算の手続きを取ることも大切です。