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自己投資を無駄にしない方法

記事作成日:2015年5月22日

自己投資を無駄にしないで、効果的に行う方法について説明しています。自己投資は自分の可能性を広げるもので、人生を豊かなものにするために重要です。しかし、漫然と自己投資を行っていてはお金を無駄遣いしてしまう場合もあります。なにをしたくて自己投資を行うのかよく考えてから自己投資を行いましょう。

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なぜ自己投資をするのか事前に考える

自己投資を行う場合は、なぜ行うのかを考えることが必要です。もちろんやってみないと分からないこともたくさんありますし、実際にやり始めたら初めに思ってたことと違うことが分かるという場合もあります。

しかし、何となく流行っているから、何となく友人に勧められたからなど、はっきりとした目的がないまま自己投資を始めても、続けていくことは難しいですし、どのような役に立つのかよくわからないという事になってしまいます。

自己投資を行う場合は、どのような目的で、なぜ行うのかを考えましょう。目的がはっきりしていれば続けやすくなります。

事前に自己投資について調べる

自己投資を行う場合は、どれくらいの時間やお金が必要で、どのような効果があるのか、効果がない場合はどのような場合なのかということをしっかりと下調べすることが大切です。

典型的な例が資格ですが、資格の名称が良さそうだからということで取得しようとしたけれど、民間団体が実施している資格制度で世間的な認知もなく、ほとんど役に立たないという場合も考えられます。また、資格を取れば就職できる、転職できる、給料が上がると思っていたけど、資格をとっても社会的にはほとんど評価されていないというような場合も考えられます。

資格に限らず、最初の費用は少ないけれども、何年も継続的に費用が必要だったり、数年後に効果がなくなってしまうような自己投資もあります。

インターネットが普及したことで口コミや体験談も入手しやすくなっているので、自分がやろうとしている自己投資については事前に入念な調査を行いましょう。

自己投資の期間や目標を決める

ただ漠然と自己投資を続けていくと、効果があまり上がっていないのに惰性で続けてしまう場合があります。自己投資を行う場合はどのくらいの期間でどのような成果を挙げたいのか目標を決めましょう。

分かりやすい例でいえば、資格試験や英語の勉強があります。何年以内にどの資格を取るというのは非常に分かりやすい期限・目標です。英語の勉強は外国人と話せるようになるといったような目標や英語のテストのスコアでもいいでしょう。一方で美容を目的とする場合はきれいになる、といっても目標が作りづらいので、どのくらいの期間何をするかだけでも最低限はっきりさせておきましょう。

もちろん、目標は達成できないこともありますが、目標があることでどのくらい達成できなかったのか、なぜ達成できなかったのかを考える機会になりますし、目標と結果のずれは継続するかしないかの判断にも役に立ちます。

簡単なことから始めてみる

自己投資を行う場合は、いきなり大金を投じるのではなく、簡単なこと、お試し的なこと、入門的なことなどから少し足を踏み入れてみることが大切です。

例えば語学力をつけたいとか、料理の腕を磨きたいとか、スポーツジムで身体能力を高めたいといったようなスクール形式のものであれば、体験授業、体験コースを利用してみるといったことが考えられます。セミナーを聞きたいと思った場合でも比較的金銭的負担が少ないものから始めてみるという事も考えられます。

資格を取得したいという事であれば、級などが段階的なものになっていれば、入門的なものから始めてみるという事が考えられます。体験・経験的なものの場合は、お試しのようなものがあれば利用して、そうでない場合も、実際に体験した人や経験した人の口コミやレビュー、紹介などを参考にしてもいいですし、周辺的な知識を学ぶことでイメージを少しつけてみるのも良いかもしれません。

違うと思ったらすぐに引き返す

自己投資をしているうちにこれは自分が思っていたものと違う、自分にとっては役に立たないように感じるなど違和感を覚えることがあります。その場合はすぐに引き返してやめてしまうのも手だと思います。疑問を感じているのにだらだらと続けてしまうと時間やお金を浪費してしまうことになります。

また、資格試験ではとても自分では受かりそうにないと感じたら受験を続けるのではなく、別の道を探すのもありだと思います。特に難関試験は取得まで数年かかる場合もありますが、取得により劇的に人生が変えられる場合もあれば、そうでない場合もあります。自分の人生のかなりの部分を投じても良いのか考え、違うかもしれないと感じたら引き換えるのもありです。

自己投資にもバランス感覚を

自分の能力の向上などを目指す自己投資では、集中して行うことで効果を高めることができます。しかし、バランスを欠いた自己投資は悲劇を招く場合もあります。

資格試験を例にすると、難関資格を取得するまでに多くの勉強時間が必要となるので、仕事を退職し資格を取得するまで退職金や貯金で食いつなぐというような場合です。難関取得を取得することに集中すること自体は悪いことではないはずですが、仕事を辞めてまで専念すると万が一資格の取得までに時間がかかった場合や取得できなかった場合、生活に大きなリスクを抱える可能性があります。働きながらでは難しいと考えてしまうからこそ仕事をやめて集中するということなのでしょうが、冷静になってみるとかなりハイリスクな行動です。

極端な場合はそれほど多くないかもしれないのですが、自己投資を行う場合にはバランス感覚をもって何か特定のことに集中させすぎないということが大切です。自己投資には不確実さがあるということも考えて、極端なやり方はしない方が良いでしょう。

公的なセミナーや支援制度を利用する

自己投資をする場合は、支出を減らすために公的なセミナーや公的な支援制度を利用するという手があります。例えば、ビジネスに関するセミナーは各地の商工会議所や自治体などが実施していて無料あるいは比較的低額で参加できます。スポーツに関するレッスンも各地の地方自治体が運営する施設で割安な値段で実施されている場合があります。また、雇用保険に加入していた人は一定の条件のもとで資格を取得するための講座を受講した場合に給付金が支払われる教育訓練給付を利用できます。

あまり知らない人も多いかもしれませんが、公的なセミナーや支援制度などを利用すれば、格安で自己投資ができる場合もあります。しかも公的なものなので、詐欺的なものに当たる可能性は小さくなると考えられますし、費用負担が小さければ合わない内容であっても金銭的な損失を抑えられる場合があります。

見栄っ張りや無駄遣いになってないか考える

自己投資というと、とても良いことをしていると考えて、財布の紐も緩みやすくなります。しかし、自己投資と思っているけども、単なる見栄っ張りや自分の思い込み、自己満足、贅沢、無駄遣いになっていないか考える必要があります。

例えば、自分を良く見せるために男性であればスーツやカバン、ネクタイ、時計、女性であればビジネスに限らずファッションやアクセサリーで高級品を買うようなことがあるかもしれません。

ドレスコードを意識しなければいけないような場面では身なりを整えることは当然ですが、必要以上に背伸びをして贅沢や見栄っ張りになっている場合があるので要注意です。特に身に付けるものへの投資が当てはまります。自分の印象を良くすることも大切ですが、贅沢や無駄遣いになっていないか考える必要があります。

読書は行動が伴わないともったいないものに

自己投資の代表的なものとして読書があります。例えば仕事の効率的なやり方や、新しいビジネスの立ち上げ方などについて本を通じて学んだとしても、勉強になったと思うだけで、行動が伴わないと、読書はあまり効果がないものとなってしまいもったいないです。実践しよう、やってみようと思っても、行動しないまま終わってしまうと、読んで得た内容もそのうち忘れてしまいます。

本を読むだけでも何かの意義はもちろんあると思いますが、折角役に立つことを知ったのであれば、行動に移さないと読書の効果をもったいないものにしてしまうので気をつけましょう。

自己投資は可能性を広げる

自分が新しい経験を積んだり、能力を身に付けるための自己投資は、自分の可能性を広げ、人生を豊かにするものです。日々の生活に追われて生活に必要な物やサービスや無駄な物やサービスばかりを購入してお金を使っていては、気づいていたら人生が終盤に差し掛かってきたけど、自分には何も残っていない、会社と自宅の往復になっていた、ということになりかねません。

自己投資がないと人生の限界が見える

自己投資をやめると、自分の可能性、選択肢を自分で狭めてしまい、人生の限界を作ってしまうことになります。自己投資がないと人生の先が見えてしまって、このまま何も変わらないのかという、諦めの気持ちを持ってしまうかもしれません。どんなことでもいいので人間は将来に希望を持って生きると、前向きに楽しく生きられる可能性が高まります。

失敗を恐れず挑戦する

自己投資は効果がすぐ現れるものではないため、本当に自分にとって意味があったのかと迷いを感じることがあるかもしれません。しかし、自己投資には失敗もつきものですので、失敗しても気にしないで挑戦することが大切です。

自己投資は目的意識を持つ

何となく自己投資をしようと、英会話スクールに通ったり、資格を取ったり、スポーツクラブに通ったりしてもなかなか続かないものです。中途半端に終わってしまえば無駄遣いになってしまいます。また、海外旅行や留学も貴重な体験になると思いますが、何か目的があった方がもっと有意義なものになると思います。

自己投資をする場合は何のために自己投資をするのか、目的をはっきりさせることが大切です。

自分の価値を感じるものに投資する

人生の目標や夢は人によって違います。自分が価値を感じるものであっても、他人は価値を感じないかもしれません。自分が幸せを感じることでも、他人は幸せを感じないかもしれません。自分のお金ですから、自分にとってが価値があると思うことにお金を使いましょう。人のお金の使い方も参考になりますが、あくまで自分の価値の軸で判断することが大切です。

若いうちから自己投資を積極的に

人生の時間は限られています。お金が出来たら自己投資しよう、余裕がないから後回しにしようと考えていたのでは、いつまでたっても自己投資ができず、自分の見識が深まっていきません。若いうちから様々な経験をし、知識を吸収していくことで人生の選択肢を広げえることができます。若いうちから収入の一定割合を決めて自己投資をしましょう。

無駄遣い、自己投資のつもりに注意

そうはいっても、物だけではなく目に見えない経験や知識への投資には危険もあります。明確な価値基準がないことから、例えばセミナーや勉強会は適正な価格が分かりづらいです。価格に見合ったものが得られなかったというケースもあるかもしれません。目に見えないものにお金を使う時は、事前にその分野について一定の知識を身につけたうえで、入念な下調べや準備をして自己投資を行う必要があります。無駄遣いで失敗することも経験ですが、なるべくお金を無駄にしないよう気をつけましょう。

投資や副業、お金儲けに関するセミナーや勉強会、資格の講座、美容関係などは当たり外れが大きいので特に気をつけましょう。

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【自己投資にお金を使うことの大切さの記事は終わりです】

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