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投資・消費・浪費に分けて考える

記事作成日:2015年5月8日

お金の使い方を「投資」と「消費」と「浪費」の3つに分けて考えると分かりやすくなります。一言でいうと、「投資」は将来につながるお金の使い方、「消費」は生活をしていくために必要な使い方、「浪費」は無駄遣いです。お金を上手に使うためには「浪費」をなるべく減らしていくことと、適度に「投資」を行うことが重要です。

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「投資」となるお金の使い方とは

お金の使い方を考える時に使う「投資」とは、将来に何かを得ることを期待して物やサービスを購入するお金の使い方です。

「投資」の具体例

具体例を挙げると、株式などの金融商品、塾や習い事などの費用、書籍代、スポーツクラブの会費などが考えられます。

期待は外れることも

普通はすぐ何かの役に立つものではなく、時間をおいて効果や影響、価値が得られるものです。ただし、あくまで「期待」するものなので、「期待」が外れることもあります。結果として使ったお金ほどの価値が得られない場合があります。例えば、投資というと、株式投資が思い浮かぶかもしれません。株式投資は株式にお金を「投資」して増えて返ってくることを期待します。しかし、必ずプラスになるとは限りません。結果としてマイナスとなることもあります。

得るものはお金に限らない

得られるものは「お金」に限らなくても「能力」だったり、「知識」だったり、「人間関係」だったりします。「自分」が得られなくても「子供」など家族が得る場合も含みます。

人によって捉え方が違う

また、「投資」かどうかは客観的に判断できるものではなく、自分がどう捉えるかということも大切です。ある人から見れば一見無駄なものも別の人にはとても貴重なものかもしれません。

「投資」に「浪費」が隠れている

しかし、「買った時に役立つと思った」、「自分にとって大切」としてしまうと全てのお金の使い方が「投資」になってしまいかねません。お金を使った時点で本当に役に立つか分からないため「浪費」が紛れ込んでしまいます。そのため、自分の判断の軸を持った上で、後から振り返って結果どうだったかを考えて、反省を次に活かすということが大切です。

使った以上に得る

なお、投資は「使ったお金」よりも多くの「お金や価値」を得ることと説明される場合があります。ただし、投資はあくまで期待で将来を買うものなので、使ったお金が全く役に立たなかったということもあり得ます。それを無駄遣いと考えるか授業料と考えるか難しいところです。

「消費」となるお金の使い方とは

お金の使い方を考える時に使う「消費」とは、生きていくために必要な物やサービスを購入するお金の使い方です。

「消費」の具体例

具体例を挙げると、生きていくために必要な衣食住に関する費用、例えば被服費、食費、家賃、電気代、水道代、ガス代、携帯電話代、インターネット接続料や、社会で生活していく上で必要となる移動のための交通費、人間関係を円滑にする交際費、病気やけがの時の医療費なども含まれます。

通常の生活部分が「消費」

一見「浪費」に見えるものでも、その人の精神的な支え、ストレス発散になっていてそれを我慢しているとストレスが溜まり日常生活に影響が出てしまうような場合、「浪費」ではなく「消費」になります。最低限の支出だけという極端な節約でも生活できますが、その最低限だけが「消費」でそれ以外は全部「浪費」とするのも乱暴すぎます。そのため、心身ともに健康で、社会的にストレスが多くない生活を送るため必要となる程度のお金の使い方と考えることができます。

また、普通の学校教育は社会的に最低限必要なものなので「消費」として考えますが、塾などで大学進学を目指す場合は「投資」になります。通常の生活を送るための費用かどうかということで考えます。

「消費」に「浪費」が紛れ込む

「消費」かどうかはある程度客観的に判断できますが、人によって生活に必要なものは多少変わってきます。ある人にとっては「無駄」なものでもその人にとっては生活に必要な場合もあります。ただし、何でも必要なものとしてしまうと「消費」に「浪費」が紛れ込んでしまうので、やはり厳しく見極めないといけません。

使っただけ得られる

なお、消費は「使ったお金」と同じ程度の「お金や価値」を得ることと説明される場合があります。

「浪費」となるお金の使い方とは

お金の使い方を考える時に使う「浪費」とは、生活に必要ではない物やサービスを無駄に買ってしまうお金の使い方です。

「浪費」の具体例

具体的にはぜいたく過ぎる外食、多すぎる飲み代、長すぎる通話で発生した電話代、ほとんど着ることがない服の購入費、読まない書籍代などが挙げられます。

「浪費」かどうか分けるのは難しい

お金を使っているときは「投資」や「消費」だと思っていたことが、後から振り替えてみると「浪費」だったということになりやすいです。最初からこのお金を無駄にしようと思ってお金を使う場合はそんなに多くないからです。例えば何か嫌なことがあったからやけになってお金を使う場合でも、その人が立ち直るきっかけになったかもしれませんし、分けることはとても難しいです。

「浪費」をしないことが大切

しかし、「浪費」は確実に家計を蝕んでいくので見つけ出して退治しなければなりません。まずは自分のお金の使い方を振り返ってみて無駄なものをなかったかどうか考えることが大切です。そして「浪費」と思われるようなお金の使い方を繰り返さないことが大切です。また、物・サービスを購入する時は、これは「浪費」にならないか?と自分に問いかけることが大切です。

使った以下しか得られない

なお、浪費は「使ったお金」よりも少ない「お金や価値」しか得られないことと説明される場合があります。

「投資」・「消費」・「浪費」はどれくらいがちょうどいい?

「浪費」はなくす

まず「浪費」はなくすことが目標です。必要な気晴らしは「浪費」と考えるよりも「消費」の一部と考えたほうがいいでしょう。

「投資」や「消費」の目安

人の価値観や生活状況によって違うため、絶対の割合や比率というものはありません。ただ収入の1~2割程度は貯金することが望ましいと思われますので、「貯金」も「投資」の一種だと考えると、お金を貯める以外に生活に最低限必要な部分以外で有意義なお金の使い方をするということで2割程度は「投資」に回すのが目安になるのではないでしょうか。そうすると「貯金」込みで3~4割程度が「投資」、6~7割が「消費」というのが目指す目安になります。

ただし、繰り返しになりますが、人によって価値観は違うはずですから、絶対というものはありません。1つの目安として考えてください。

投資・消費・浪費の目安の例
使い方目安
投資貯金含めて3~4割
消費6~7割
浪費なくす

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【投資・消費・浪費に分けて考えるの記事は終わりです】

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