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家庭とは何か?家庭の定義・意味や機能、家族と家庭の違い

記事作成日:2019年4月6日

家庭とは、血縁や婚姻によってつながりがあって精神的に結びついた家族が一緒に集まった集団という意味と、家族が一緒に暮らす生活の場所という意味があります。家庭の機能・役割としては、家族が日々の生活を送る場所という基本的な役割以外に、精神的な安らぎを得る場、子どもを育てる場、家計の基本的な対象となる場などの役割があります。

家庭と似た言葉に家族という言葉がありますが、家族は人や人の集団という意味があり、家庭には家族の集団や家族が暮らす場所という意味があることが違いです。

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家庭の意味・定義

家庭とは、血縁や婚姻によってつながりがあって精神的な結びつきがある家族などが一緒に集まって暮らす集団や生活共同体という意味と、一緒に生活を送る場所や生活の拠点という意味があります。

家族と家庭の意味の違い

家族は血縁や婚姻によってつながりがあって精神的な結びつきがある人を意味し、家庭は家族が集まった集団や家族が暮らす場所という意味があります。家族も家庭と同じように複数の人、集団を指すことがありますが、家庭は集団や共同体といった意味合いが強いです。

  • 家族:血縁や婚姻の関係がある人、人の集団
  • 家庭:集まった家族の集団、家族が暮らす場所
参考:家族とは

家族とは何か?家族の定義・意味や範囲・機能と親族との違い

家族と家庭の関係

家族と家庭の関係については、家族が集まって暮らすと家庭ということになります。完全に同じではありませんが、近いイメージとして、先生や生徒と学校、会社員と会社の関係が似ています。先生や生徒が集まって学ぶ場所が学校、会社員が集まって仕事をするのが会社で、家族が集まって生活をするのが家庭です。

家庭の機能・役割

家庭の機能や役割は、家族が生活をする場所、生活の拠点ということが基本ですが、家族の果たす役割から次のような家庭の機能があります。

家族が生活する場所としての機能

家庭は家族が生活をする場所ということが基本的な機能になります。家族が食事、掃除、洗濯、裁縫など衣・食・住などの日常生活を送り、快適に暮らしていくための場所となります。

休息・休養する場所としての機能

家庭は心身を休息・休養させる場所となります。日々の機能としては仕事で働いて疲れた体を癒し元気に働けるようにする、節目節目で長い休養をとり元気になるための場所です。

精神的な安らぎを得る場所としての機能

家族がいる家庭の場は精神的な安らぎ、満足感を得ることができます。家族と一緒に過ごすことで、安心できる、落ち着ける、満たされる場所となります。一家団欒(だんらん)の場所となるのです。

家計の経済活動を行う場所としての機能

家庭は家族が経済活動を行う場所となります。家計の基本的な活動の場所となるのが家庭なのです。家庭の中で家族が物やサービスを消費します。場合によっては家庭が経済的な生産活動の場所となることがあります。

安全な生活場所を提供する機能

住居は主に物理的な意味で安全な生活場所を提供しますが、家族がいる家庭の場は、機能的・精神的な面で安全を提供します。困った時に他に誰かがいれば助け合えるからです。

子どもを産み育てる場所としての機能

家庭は新たな家族を産み、子育ての場所として家族が続いていくための機能を提供します。出産自体は病院で行うことも多いですが、出産・育児のための基本となる場所が家庭なのです。

扶養や看護・介護が必要な家族を保護し養う場所としての機能

家庭には扶養が必要な家族、病気やけがで看護が必要な家族、介護が必要な家族を保護して養う場所としての機能があります。これは家族の機能でもありますが、家庭は家族の機能を果たす場所となります。

社会的な最小単位としての家族が活動する場所としての機能

社会においては家族が最小単位となり、行政との関わりや地域とのつながり、他の家族との付き合いは家族がまとまり、最小単位として機能します。家庭は社会的な最小単位である家族が活動する場所としての機能があるのです。

家族間での教育や文化の継承を行う場所としての機能

家族の間で教育や子どものしつけを行ったり、家族の文化や伝統を伝えていく場所としての機能が家庭にあります。料理で、おふくろの味、家庭の味というものがありますが、家庭で伝えられていくものです。冠婚葬祭の場としての役割もあります。

(参考)家族の役割

国立社会保障・人口問題研究所「第5回全国家庭動向調査」によると家族の役割の範囲の回答は次のようになっています。心の安らぎや育児、日常生活が中心的な家族の機能となっています。

妻から家族に求められる役割の範囲(2013年)
家族の役割1位2位1位+2位
心の安らぎを得る38%27%65%
子どもを生み育てる46%16%61%
家事など、日常生活の上で必要なことをする13%34%47%
親の世話をする2%12%14%
その他1%2%4%
該当なし0%9%9%

(備考)不詳を除いた割合です。1位と2位をそれぞれ回答します。四捨五入の関係から合計が100%とならないことがあります。

(出典)国立社会保障・人口問題研究所「第5回全国家庭動向調査」のデータを加工して当サイトが作成

家庭の法律上の扱い

電子政府の総合窓口の法令検索の法令用語検索において、「家庭とは」で検索をしたことろ該当はなく、「家庭」で検索を行い「家庭」について定義を置いている法令等を探しましたが明確に定義されているものは発見できませんでした。一方、「家庭(」で検索したところ、次のような条文がありました。条文では「家庭」に「家族の集まり」や「場所」という意味が含まれていることが確認できます。なお、「家庭(」で検索する理由は条文中で言葉の後のカッコ書きで言葉の説明をしている場合があるためです。

児童福祉法第30条 四親等内の児童以外の児童を、その親権を行う者又は未成年後見人から離して、自己の家庭(単身の世帯を含む。)に、三月(乳児については、一月)を超えて同居させる意思をもつて同居させた者又は継続して二月以上(乳児については、二十日以上)同居させた者(以下、省略)

児童福祉法第48条の3 (途中省略)親子の再統合のための支援その他の当該児童が家庭(家庭における養育環境と同様の養育環境及び良好な家庭的環境を含む。)で養育されるために必要な措置を採らなければならない。

(出典)児童福祉法より一部を省略して引用

児童福祉法第30条では、家庭に続くカッコ書きの中で「世帯を含む」としていて、この「家庭」に同居させる、同居させた、としていることから、家庭は世帯の意味を含み、同居させるものであるため、「家族の集まり」や「場所」という意味があることが読み取れます。

児童福祉法第48条の3では、家庭に続くカッコ書きの中で「家庭における養育環境と同様の養育環境及び良好な家庭的環境を含む」としていることから、家庭=環境という意味があることが分かり、やはり「家族の集まり」や「場所」という意味を読み取ることができます。

家庭の外部化・社会化とは

家庭の外部化、家庭の社会化という言葉があります。家庭の外部化・社会化とは、家庭の機能や役割が、家庭の外で担当されるようになり、家庭の役割が少なくなっていることを意味します。

家庭の外部化・社会化の例

例えば、食生活に関しては、レストラン等の飲食店での外食、スーパーなどで調理済みの食材を購入する中食などが家庭の外部化・社会化の典型例です。衣服も家庭内で裁縫して作るということは珍しくなり、お店で販売される既製品を購入することが多いですが、これも家庭の外部化・社会化です。介護や育児に関しても、介護サービスを利用したり、保育園の保育サービスを利用したりすることは家庭の外部化・社会化です。

家庭の外部化・社会化が進むと

家庭の外部化・社会化が進むと、家庭が果たす機能・役割が外部で担われるようになるため、家庭の負担・役割や小さくなり、その分だけ家族は他の活動に時間や労力を充てることができるようになります。また、家庭の機能の一部が外部化・社会化されることで、その機能を担う産業が新たに生まれることになります。

一方、家庭の役割が少なくなると、家庭の家族の数は少なくて済むようになり、家族の小型化、核家族化が進みやすくなります。また、家族間の繋がりも薄れてしまう可能性があります。

まとめ

  • 家庭とは、血縁や婚姻の関係があって精神的なつながりがある家族が集まった集団という意味と、家族が生活を送る場所という意味があります。
  • 家族と家庭の意味の違いは、家族は人や集団を意味する一方、家庭は家族が集まった集団・共同体や場所を意味するという点です。

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【家庭とは何か?家庭の定義・意味や機能、家族と家庭の違いの記事は終わりです】

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