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経済成長率と金利の関係

記事作成日:2015年11月13日

経済成長率と金利の関係についてです。金利については景気循環と関係があり景気が良くなる時は金利は上昇し、景気が悪くなる時は金利が下がるという関係がありますが、ここでは主に経済成長率の水準と金利の関係について説明しています。景気循環と金利の関係については景気と金利の関係をご参照ください。

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経済成長率と金利の関係

経済成長率と金利については名目金利と実質金利の関係式で詳しく説明していますが名目金利には「名目金利=期待実質経済成長率+期待物価上昇率+リスクプレミアム」という関係があります。

つまり期待される実質経済成長率が高いほど金利は高くなりやすく、期待される実質経済成長率が低いほど金利が低くなりやすいということになります。

国債を例に考えてみると、経済成長率が高いということは高い金利であっても利息を返していくだけの余地が大きいということになります。企業でも同様で経済成長率が高いほど企業の業績も伸びが大きくなり、高い金利でも返済できることになります。

経済の成熟とともに金利は低下する傾向

1国の経済発展と金利の関係を見ると、経済の発展が進み豊かになってくると、一般的に経済成長率が低下するため金利は低下傾向となります。経済発展が進むと所得が十分に高くなるため賃金上昇率も緩やかになり物価上昇率も低い水準となるほか、信用力も高くなります。

そのため、経済成長率だけではなく「名目金利=期待実質経済成長率+期待物価上昇率+リスクプレミアム」の名目金利に影響を与える3つの項目すべてが金利の低下方向に影響を与えることになります。

実際、先進国では経済の発展に従って金利は低下する傾向が見られます。

成長率が高い新興国ほど金利が高い傾向

経済成長率と金利の関係は国ごとの金利を比較しても同じことが言えます。経済が既に発展していて経済成長率が低くなっている先進国と経済が急成長を続けていて経済成長率が高くなっている新興国を比較すると、一般的には新興国の金利が高く、先進国が低いという関係があります。

名目金利は期待実質経済成長率以外にも期待物価上昇率やリスクプレミアムの影響を受けるため、経済成長率だけの要因ではありませんが、経済成長率が高いことが金利水準に一定の影響を与えています。

なお、新興国では賃金の上昇率も高いため物価上昇率が高い一方で、信用力はそれほど高くないためリスクプレミアムも大きくなる傾向があります。つまり「名目金利=期待実質経済成長率+期待物価上昇率+リスクプレミアム」の名目金利に影響を与える3つの項目すべてが先進国よりも金利を押し上げる要因に働きやすいことになります。

まとめ

  • 名目金利は「名目金利=期待実質経済成長率+期待物価上昇率+リスクプレミアム」という関係があるため、経済成長率が高いほど金利が高くなり、経済成長率が低いほど金利が低くなる傾向があります。
  • 経済が発展すると経済成長率が低下するため金利は低下する傾向があります。経済成長率が相対的に高い新興国の方が先進国より金利が高くなる傾向があります。

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【経済成長率と金利の関係の記事は終わりです】

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