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戸籍を移す人(転籍をする人)の数・割合

記事作成日:2018年5月30日

戸籍を移す手続き(転籍)をする人の数、割合についてです。引っ越しをすると、通常住民票を移しますが、戸籍はそのままにしておくことが多いです。近年の戸籍の転籍届出件数は約40万件前後となっていて、引っ越し件数(住民票を移動させた人の数)よりも大幅に少なくなっていて、引っ越しをしても、戸籍を移さずそのままにしておく人が圧倒的に多いことが確認できます。

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転籍数(転籍届出件数)は年間で約40万件前後

法務省の戸籍統計によると、2016年度の転籍届出の375,781件となっています。過去10年間の転籍届の件数の推移をみると、やや減少傾向にあり、概ね30万件台後半~40万件台前半で推移しています。

転籍件数の推移

(出典)法務省の戸籍統計を基にfromportal.comの担当者が作成

転籍届を届け出ると戸籍全員の転籍が行われるため、件数≠人数ですが仮に平成27年国勢調査結果による2015年10月1日人口(約1億2,700万人)に対する割合を計算すると約0.3%となり、戸籍に複数の人が含まれていたとしても、1年間ではごく一部の人しか転籍をしていないことになります。

一生涯の人生で全く転籍をしない人も相当数いる

計算上仮に人生が80年だとすると80×0.3%=24%となり、人生のうちでも約4人に1人が転籍の手続きをするにすぎないということになります(戸籍に含まれていて同時に転籍となる部分を除く)。

一人当たりで言えば、転籍件数≠転籍人数ではありますが、件数で計算すると転籍届を行う回数は一生で約0.24回ということです。ほとんどの人が転籍を行わないまま人生を終える、転籍という手続きとは無縁のまま人生を終えるという計算になります。転籍届はあまり行われていないのです。

住民票の異動者数と戸籍の転籍件数の比較

戸籍の転籍は引っ越しと同時に行う場合もありますが、引っ越しとは無関係に戸籍を移すこともあります。戸籍は住所地になければならないという訳ではないため、いつでも自由に動かすことができます。

当サイトが住民票の異動(移動)を引っ越し(転居)とみなして、総務省統計局の住民基本台帳人口移動報告及び平成27年国勢調査結果を基に1年間の引っ越し件数・転居率を推計した結果を基に、住民票の異動者数と戸籍の転籍件数を比較すると次の通りとなります。

住民票を移した人と転籍件数
種別人数・件数
住民票を移した人(2016年)約741.7万人
戸籍の転籍件数(2016年度)約37.6万件

(注)戸籍の転籍は人数ではなく届出件数、転籍は戸籍内の全員が転籍となるため転籍者数は届出件数より多くなります。

(出典)fromportal.comの担当者が作成

集計対象の期間は若干ずれていること、住民票の異動は人数である一方、戸籍の転籍は届出件数であることなどの違いはありますが、1年間の住民票の異動人数(≒引っ越し人数)は約741.7万人であるのに対して、戸籍の転籍件数は約37.6万件となっていて、転籍をする人は、住民票を移す人のごく一部にとどまることが分かります。つまり、引っ越しをした場合でもほとんどの人は戸籍を移さない(転籍しない)ということになります。

なお、引っ越し件数の詳細については下記の記事が参考となります。

参考:引っ越し件数

1年間の引っ越し件数・転居率(引っ越しをする人の割合)

引っ越しをしたからといって必ずしも戸籍まで移す必要はない

住んでいる場所で住民登録を行うため、引っ越しをしたら住民票も異動(移動)させることが基本ですが、戸籍とは家族関係を証明するための制度で、住所地になければならないということはありません。そのため、引っ越しをしたら基本的に住民票は移しますが、戸籍は移す必要がないのです。

転籍のメリットは少なくデメリットもある

転籍をすることによって、自分の住んでいる近くの役所で戸籍の証明書類を取得しやすくなるというメリットがありますが、戸籍は置かれていた期間の記録は置かれていた地域の役所に問い合わせることになるため、記録が複数の自治体に分散し、遡るのが大変になるというデメリットがあるため、積極的に利用する意義は薄いと考えられます。そのため、敢えて転籍をする人が少ないと考えられます。

まとめ

  • 近年の転籍届出件数をみると、年間で約40万件前後となっていますが、住民票を移した人の数(約740万人)と比較すると圧倒的に少なくなっていて、引っ越しをすると住民票は移すけれど、戸籍は移さずにそのままという人が大半であることが確認できます。
  • 住所地で行政サービスを受けるために住民票は移す必要がありますが、戸籍は移す必要がなく、移すメリットも多くはないため、敢えて転籍届をする人は多くないのです。

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【戸籍を移す人(転籍をする人)の数・割合の記事は終わりです】

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