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固定電話代の節約:直収電話の検討

記事作成日:2015年4月26日
最終更新日:2015年6月30日

固定電話代の節約方法のうち、他の直収電話に切り替える方法について説明しています。ただし、IP電話への切り替えが進む中で、従来の固定電話回線がどうなるのか非常に見通しづらいため、積極的にお勧めできる方法ではありません。リスクを十分に認識の上、ご検討をお願いします。選択肢も事実上おとくラインのみとなっています。

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他の直収電話に切り替えることについて

他の直収電話(IP電話以外)の選択肢

現在では、固定電話だけに限ってみれば光ファイバー回線を利用した0ABJ番号のIP電話に切り替えたほうが基本料金は下がります。ただし、光ファイバー回線自体が高くなるため、光ファイバー回線でない場合にまで敢えて切り替えるべきかどうかは悩むところです。

光ファイバーが普及する前は、NTT東西の加入電話を他の会社の直収電話に切り替えることで節約する方法がかなり流行っていました。今ではIP電話への移行が進んでいることから他の直収電話はソフトバンクテレコムの「おとくライン」に選択肢が限られており、直収電話は減少傾向にありますが、切り替えて節約できる可能性もあるため、紹介しています。

NTT東西の加入電話とおとくラインの比較

NTT東西の加入電話とおとくラインの比較
サービスNTT加入電話おとくライン
回線ダイヤルプッシュアナログプッシュ
3級局1,836円1,836円1,620円+421.2円
or
無料
2級局1,674円1,728円1,458円
1級局1,566円1,728円1,458円
明細不要の割引118.8円108円
切り替え工事費-1,080円+108円(注)×60か月
※新設時は別途費用発生
留意点-解約時は60か月の工事費の残額、交換機工事費、ナンバーポータビリティ関連費用(利用時)を支払う必要がある。
ADSL業者が限定される。

プッシュサービスの利用料金は通常料金の場合+421.2円、シンプル料金や一律料金の場合無料。工事費の(注)部分は消費税を8%で計算した場合。増税時の影響については確認が必要です。状況によっては他の費用が発生する可能性もあります。

おとくライン切り替えの節約効果・注意点

おとくラインに切り替えて節約効果が出る可能性があるのは、3級局や2級局の人になると思います。1級局でも料金は下がりますが、60か月分負担する工事費が重くのしかかるため、元を取るまで長期の時間がかかります。3級局や2級局でも60か月分の工事費負担など基本料金以外に発生する料金があるためすぐに元が取れるわけではありません。

ただし、ADSL接続を行う場合、ADSL業者が限定されるため、プロバイダーの変更などが発生する可能性が高いなどのデメリットがあります。

また、おとくラインの提供エリアには限定がある、解約時には工事費等が発生するなどのデメリットにも注意しておく必要があります。

インターネット接続との関係では、今後のインターネット接続は光ファイバーかCATV回線、ADSL、WiMAX(無線)のいずれかが検討対象になると思いますが、光ファイバーならIP電話で済みますし、CATV回線があればそちらでIP電話が利用できる可能性もあります。そのため、ADSLかWiMAX利用の場合におとくラインが検討になると考えられます。

おとくラインのデメリットは通話料

おとくラインを含めた代表的な固定電話の通話料金については各種固定電話の通話料についてにまとめていますが、おとくラインは他の固定系電話と比べると通話料がやや高くなるケースもあります。そのため、通話が多い場合は基本料金の安さを打ち消してしてしまう可能性があることがデメリットです。

他の直収電話に切り替えて節約は難しい

節約度:?

IP電話を除くと、直収電話の選択肢はソフトバンクテレコムのおとくラインということになるかと思います。インターネット接続で光ファイバー回線を使わない、CATVの高速回線がないなどの条件で、固定電話を維持したいという場合は3級局や2級局の地域に住んでいる人を中心に、長期間使うことを前提に節約効果が出る場合があります。ただし、固定電話の先行き自体がどうなるかよくわからない状況の中、他の直収電話もサービスを縮小させつつあり、今後長期間おとくラインのサービスが提供されるかどうかも不透明です。そのため、節約効果が本当に出るかどうか何とも言い難いということになります。

どちらかというとIP電話への移行を検討することになるのではないでしょうか。

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【固定電話代の節約:直収電話の検討の記事は終わりです】

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