会社員(サラリーマン)が幸せになる方法
記事作成日:2015年12月22日
独立して起業をすることで幸せになれる人もいますが、会社員(サラリーマン)として生きていくことを選ぶ人もいると思います。会社員(サラリーマン)として幸せになる方法については、仕事の面での充実と、経済面での充実、仕事以外の面での充実の3つについて紹介します。どれかが足りなくても、どれかで補うようにすると幸せを感じやすくなります。
スポンサーリンク
仕事の面での充実
会社員(サラリーマン)として生きるならば、人生で長い時間を占める仕事の時間が充実していないよりは充実していた方が幸せです。仕事や職場環境を総合的に評価して、「満足している」、「満足していないが不満もそれほどない」、「不満がある・職場環境が劣悪である」のどれかに分けます。
満足している場合
まず、「満足している」なら問題はありません。そのまま頑張りましょう。ただし、職場環境は経営層の交代、上司の異動、自分の異動、部下の異動、ビジネス環境の変化などで容易に変わってしまうなど会社員のリスクがあることには注意しましょう。
満足していないが不満もそれほどない場合
「満足していないが不満もそれほどない」には、良くなることを目指すか現状を受け入れるかの選択になります。
良くなることを目指すならば、転職する、異動を願い出る、業績を上げて出世を狙うというようなことが考えられます。ただ、間違っても周囲の同僚を蹴落とすようなことは考えてはいけません。人生因果応報で悪いことはどこで報いを受けるか分からないからです。
現状を受け入れるならば、会社で生き延びるための安全策に徹することが重要です。また、人づきあいも過度に誰かに取り入るのではなくバランスよく、全方位に気を払った方が良いでしょう。まさに社畜と呼べるのかもしれませんが、自分の置かれた状況、適正、年齢などによってはリスクを取るよりも安全策に徹した方が幸せになれることがあるのも事実です。生活のため会社にしがみつくことも時には必要なのです。すべての人が起業や転職で仕事の問題を解決できるわけではありません。
不満がある・職場環境が劣悪である場合
「不満がある・職場環境が劣悪である」には、何らかの手段によって仕事や職場環境を変えたほうが良いでしょう。我慢してまで悪い環境で働くことは全くお勧めできません。心と体の健康や家族との関係を壊さないような働き方をすることが大切です。死んでしまっていは意味がありません。
最低限の個人の尊厳と心と体の健康を維持できない職場は何が何でも脱出すべきです。辞めた方がいい会社・入らない方がいい会社からは早く脱出しましょう。職場環境が悪いと性格や考え方が歪んでしまうこともあります。当たり前の幸せを幸せと思えなくなる前に、悪い職場環境を変えてしまいましょう。
仮に、部署単位で酷いあるいは特定の上司が酷い場合は異動が状況を改善することもあります。会社全体がおかしい場合には全力で転職を試みましょう。
給料や職種に拘らなければ転職可能性は高まります。職場があまりに劣悪ならば転職の選択肢は広げたほうが良いでしょう。ただし、次も同じような苦痛を味合わないように注意深く転職先を選ばなければいけません。辞めてから転職するのではなく、在籍しながら転職先を探すと希望に近い転職先を見つけやすくなります。転職活動は働きながら行うことが重要です。
経済面での充実
経済面での充実は、収入の面と支出の面の両方から考えることが大切です。会社員として働く場合、劇的な収入の増加が望みづらいことが多く、収入が低い場合もあるため、支出の改善を図ることで家計の収支のバランスを取ることが重要になってきます。
収入の面
収入は出来る限り増やすことが大切です。収入を増やす方法には、本業でもらう給与(給料・賞与など)を増やす、副業で収入を増やす、資産運用で収入を増やすというようなことが考えられます。
本業でもらう給与を増やす
転職をしないで、本業でもらう給与を増やすためには、残業時間を増やす、昇給などによって(時間あたり、日あたり、月当たりの)単価を上げる、手当などの条件に当てはまるようにするなどが考えられます。要は今の仕事を頑張るということです。
転職を考える場合には、転職で年収を増やすことを狙います。しかし、単純に転職によって年収が増えるかどうかだけに注目してはいけません。転職をすると退職金や企業年金など面で不利になる場合が多く、転職者は生涯賃金が下がることもあるため、生涯年収が下がらないかどうか出来る範囲で推測しなければいけません。
さらに転職後に収入がどれくらい上がるのかも気を付ける必要があります。中途採用者は出世で不利な場合もあり、転職をしたために出世できなくなる可能性があります。転職直後は年収が上がってもその後年収が上がりづらくなることがあります。転職しないで残っていた方が出世しやすく年収が上がったかもしれないということになりかねません。また職場環境なども大きく変わるので、馴染めないリスクも頭に入れておかなければいけません。
副業で収入を増やす
副業で収入を増やすことも選択肢に入ります。副業にはアルバイトやパートのような、単純な仕事の掛け持ちのようなものから、自分の能力やスキルを活かして週末に教室やコンサルタント、悩み解決、ものづくりなどを行うもの、ブログなどを活用したインターネットビジネスなどがあります。
単純な仕事の掛け持ちをするということは時間を売ってお金をもらう形になりますが、精神的にも肉体的にも疲労が蓄積してしまい本業に影響が出ることがあるため、非常時以外はお勧めできません。
なお、副業をする場合には、会社員が副業をするための前提条件として、就業規則などの問題になることがありますので注意しましょう。副業を持つことで人生が広がることがあるので、挑戦できる環境にある場合には積極的に挑戦しましょう。副業では損失発生などのリスクを抑えることが大切です。
資産運用で収入を増やす
資産運用を増やすためにはある程度元手があることが必要です。元手が少ないとあまり増えないからです。元手が少ない場合は、FXや信用取引、レバレッジがきいたダブルやトリプル型の投資信託などハイリスクな運用商品を選択しないとほとんど増やすことができません。資産運用は元手を作らないと始まらないことに注意しましょう。
資産運用金額が300万円前後以上あるのであれば資産運用でそこそこの利益を上げることが可能になります。まずはお金を貯めて資産運用の元手となるお金を作りましょう。
支出の面
支出の面では、支出を減らすのは収入が増えるのと同じ効果があることを意識する必要があります。会社員として働く場合、収入がほとんど上がらない場合や、収入が低い場合があるため、支出を改善することで家計の収支の改善を目指すことになります。
家計を圧迫しやすい住居費、自動車関係費、保険料、教育費という家計を左右する4大固定費を節約することを意識しましょう。また最近では携帯電話料金を中心とする通信費の節約も効果があります。節約は効果が高いものから取り組むことが重要です。細かい節約を積み重ねることも大切ですが、先に効果が大きい節約から始めましょう。
仕事以外の面での充実
幸せは仕事以外の要素も重要になります。また経済的な豊かさも幸せの重要な要因ですが、お金をかけなくても幸せを感じられるように気持ちを切り替えていくことが大切です。
お金をかけなくても済む方法を探す
経済的な豊かさは幸せを感じるための重要な要因です「お金の知識とは」でも説明していますが、お金があればあるほど人生の選択肢が広がるからです。しかし、お金は幸せの必要条件ではありません。
お金が無くても幸せは感じられるのです。レジャーをするにしてもお金をかけないように公園や公的な施設を利用するなど工夫の余地はたくさんあります。教育でも私立ではなく公立を中心に考えればよいのです。
お金に依存しない幸せを感じられるようになる
幸せを感じるためには、経済的な豊かさ以外にも、健康であることや家族との良好な関係、友人などとの人間関係、時間の使い方、趣味の充実なども重要な要因となります。お金はいくらあっても足りません。お金が無いならばないなりに幸せに感じられるよう心の持ち様を変えていくとストレスを減らし、幸せを感じやすくなります。
まとめ
- 会社員(サラリーマン)として幸せになるためには、仕事の面での充実と、経済面での充実、仕事以外の面での充実について、改善できるところを改善していくことが重要になります。
- 転職や起業で仕事や人生の問題を解決できることがありますが、全ての人にとって転職や起業が解決策になるわけではありません。会社員(サラリーマン)として生きていく場合でも幸せになれるよう努力を続けることが大切です。仕事以外の面にも目を向けることが大切です。